目的別ソリューション 安全
適用例

自動車組立てライン
多数のロボットが動作する自動車組立てラインなどの大規模ライン・分散システムの安全を確保します。安全シーケンサ間の安全通信で、その前後の工程の安全シーケンサに停止信号を送ります。安全CPUユニットはCC-Link IE TSNで一般通信と安全通信を混在させて使用できます。またモーションユニットでは、CC-Link IE TSN経由でACサーボと安全通信ができます。そのため、CC-Link IE TSN1本で一般機器、安全機器、駆動機器と接続可能です。配線スペースの削減、拡張性の高いシステムの構築、TCOの削減なども実現できます。また、CC-Link IE TSNマスタ・ローカルユニットには最大120台の機器を接続できます。


安全停止(SS2)、安全停止保持(SOS)でスムーズな再稼動を実現
従来のラインでは安全を担保するために、作業者が保守点検エリアに侵入する際、安全スイッチ、ライトカーテンなどでトルク遮断(STO)をしてラインを停止していました。または柵を作って、作業者とロボットを分離していました。安全トータルソリューションでは、作業者が保守点検エリアに入った場合、安全を担保しながらサーボ、ロボットをONの状態でラインを停止します。再稼動にも素早く対応でき、生産性と安全の両立を実現します。

安全速度制限(SLS)で装置の運転を継続したままメンテナンス可能
従来のラインでは、保守点検エリアに人が侵入した場合、トルク遮断(STO)でラインを停止させ、安全を担保していました。安全トータルソリューションでは、安全速度制限(SLS)により、制限エリアに作業者が侵入した場合、装置を停止させるのではなく、設定した周波数で運転を継続できます。
