トピック

三菱電機名古屋製作所 設立100周年
~継承と次代の共創~
2024年12月公開

三相モータからe-F@ctoryへ──名古屋製作所100年の歩み
2024年、名古屋製作所はおかげさまで設立100周年を迎えました。名古屋製作所の第1工場が誕生したのは、1924年。三菱電機の設立から3年後のことです。基幹製品となった汎用電動機(三相モータ)の量産を開始するとともに、戦前から戦後にかけて家庭用電気品をはじめとした、数多くの製品をリリース。今日の三菱電機を支える多彩な製品が他の製作所へと巣立っていき「母なる名古屋製作所」として三菱電機全体の発展にも貢献しました。
1960~80年代にかけては高度経済成長の波に乗り、74年に新城工場を、79年には可児工場を設立して生産力を増強。一方、78年にはシーケンサの生産を開始し、鎌倉製作所からCNCを移管するなど、FA関連製品を次々と展開することで今日の事業基盤を構築しました。

名古屋製作所の基幹製品となるDKA形モートルの量産を開始

他製作所へ巣立った家庭用電気品も生まれは名古屋製作所だった
バブル期崩壊後においても、激しい景気変動のなか、表示器や基板穴あけ用レーザ加工機などのFA関連製品を次々に開発し、積極的に事業領域を拡大。さらに、海外向け製品の需要拡大にともないFA制御機器生産棟を建設するとともに中国での生産も開始、グローバル市場への対応を強化していきました。
2000年代に入ってからは「e-F@ctory」の発表など、FA統合ソリューション戦略を一気に加速。生産・開発・サービスの強化や、さらなるグローバル展開を推進し、小形シーケンサ・表示器を名古屋製作所へ統合。21年に産業メカトロニクス製作所を設立し、22年度には名古屋地区として過去最高の生産高を達成しました。
名古屋製作所のFA事業の歴史──それは、FA・メカトロニクス製品開発の歴史であり、同時に、日本、中国、アジア、そして世界の製造業におけるものづくりの歴史でもありました。FA制御、駆動制御、メカトロニクス技術と生産技術を磨き続け、世界中のお客様とともに成長してきたのです。
三菱電機名古屋製作所100年の歩み


ピンチアウトで拡大してください
次の100年先へ──「継承」と「共創」を推進
1世紀という歴史を刻んだ名古屋製作所。私たちは、今後も多様化する社会課題の解決に向けて従来の事業を「深化」させ、イノベーションによる新たな成長の機会を「探索」することで、さらなる変革を推進していきます。
キーワードは“Automating the world to create Changes for the Better”
次の100年先も「お客様に寄り添い、お客様とともに成長するパートナー」であり続けるために。築き上げたノウハウを「継承」しながら最先端技術を活用したオートメーションと、パートナー企業様との「共創」により、新たな価値の創出に貢献します。また名古屋の企業市民として、これからも地域の皆様に寄り添いながら社会貢献活動に尽力し、ともに歩んでまいります。
名古屋製作所のさらなる展開にご期待ください。

持続可能な社会への貢献活動「みんな元気な森つくり隊」

地域の子どもたちにバスケットボールを指導する三菱電機バスケットボールチーム「コアラーズ」
三菱電機株式会社名古屋製作所 設立100周年記念動画