教えて!霧ヶ峰 vol.16
2022.7.27
ご家族の熱中症対策に!高齢者にエアコンを活用してもらう
ための効果的な方法
#冷房
#猛暑

今年の夏もますます暑くなることが予想され※1、熱中症に気をつけたい季節になりました。
熱中症は太陽の照りつける屋外だけでなく、室内でも多く発生しています。
熱中症対策の1つとしてエアコンの使用がおすすめされていますが、
様々な理由からエアコンをつけない高齢者が多いのも事実です。
調査※2によると、「夏に積極的にエアコンを使用していない高齢者が13.0%」、
一方で「親が夏にエアコンをつけたがらず悩んでいる人が63.8%」いることがわかりました。
そこで今回は、高齢の方と接する機会の多い主任ケアマネジャーにお話を伺い、
なかなかエアコンをつけたがらない高齢のご両親への意識改革と、
エアコンをつけてもらうための具体的なコミュニケーション方法についてご紹介します!

※1引用 気象庁全国の季節予報より
https://www.jma.go.jp/bosai/season/#term=season

※2三菱電機 霧ヶ峰 PR事務局調べ

主任ケアマネージャーが教える!高齢者にエアコンをつけてもらう方法
調査を行ったところ、高齢者がエアコンを使用したがらない理由の第1位は「節電、電気代がもったいないから(33.3%)」でした。また第二位「エアコンを使うほど暑くないから(29.5%)」第3位「エアコンは寒いから(28.2%)」など、そもそも「暑いと感じていない」と思われていることもエアコンをつけたがらない一因のようです。
高齢になるほど熱中症リスクは高まります。日々現場でご活躍されている主任ケアマネジャー(主任介護支援専門員)の寺岡純子さんに、エアコンをつけてもらうための具体的なコミュニケーション方法などについて伺いました。
高齢の親がエアコンを使わないのは、
感覚や身体機能の低下が原因!?

高齢になると暑さを感じる感覚が鈍くなるため、「暑くない」と言っていても、しっとり汗をかいている場合や、気温に合わない服装をしていることがあります。また、内臓の機能が低下していると体温の調節が上手くできないこともあります。だから暑くてもエアコンを使わないことが多くなってしまうのです。

高齢者にエアコンをつけてもらうための
「3つの意識改革」

まずは高齢者の方自身に“エアコンをつけることが重要である”と、正しく理解してもらうことが重要です。そのためには、ご家族など周囲の方のサポートも大切です。

POINT1
「環境の変化」への理解
POINT1
「環境の変化」への理解
~昔と違い、今は気温が上がっていることを理解してもらう~
気象庁によると、東京ではこの100年間で年間の平均気温が3.3度上がっています※3。特に上がっているのが最低気温で4.5度、最高気温は1.9度上がっています。
※3引用 気象庁 気候変動監視レポート2021 p52より
https://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/monitor/2021/pdf/ccmr2021_all.pdf
POINT2
「感覚の衰え」への理解
POINT2
「感覚の衰え」への理解
~高齢者自身に暑さを感じにくくなっていることを理解してもらう~
通常は、外気温の上昇に伴って体温が上がれば、体が暑いと感じて汗をかくなど、体温を下げようとする機能が自然と働きます。しかし、年齢を重ねるとこのような体温調節機能が低下してしまい、体温が上昇してもうまく体が対応できず、体温を下げることが難しくなることが多くなります。
POINT3
「電気代」への理解
POINT3
「環境の変化」への理解
~エアコンはつけ始めに一番電力を消費することを理解してもらう~
「つけっぱなしにしていると電気代がもったいない」と考えている高齢者もいらっしゃいますが、三菱電機が実験したところ、エアコンはつけ始めが最も消費電力が高くなることがわかりました。また、こまめなオンオフを繰り返しても、つけっぱなしにしても積算消費電力量はほぼ変わらないという結果になっています。オンオフを繰り返すと、すぐに室温が上がり熱中症のリスクも増加してしまいます。
高齢者にエアコンをつけてもらうための
「3つのコミュニケーション方法」
POINT1
視覚的に!
POINT1
視覚的に!
デジタル温度計と注意書きを目につくところに置き、家族で室温を気にする習慣をつける。
冷蔵庫やテレビなど目につくところに、デジタル温度計を設置し、「室温28度以下」「エアコンはつけたままにする」などの注意事項を書いて貼っておくのがおすすめです。
視覚的に理解しやすくなり、自分の感覚よりも室温が高くなっていること、また昔と違い高温な日が増えていることに気がつきます。家族との日常生活でも室温を確認する習慣をつけましょう!
POINT2
繰り返し!
POINT2
繰り返し!
「エアコンはつけっぱなしでいいんだよ」と周囲の人が何度も伝える。
高齢者の意識を変えることは簡単なことではなく、周囲の人たちが繰り返し伝えていくことが大切です。言ってもすぐに変わらないからと相手を責めると逆効果になることがあります。具体的に今回の実験結果を見せることや、主治医から「つけっぱなしにすることが大事」というメッセージを書いてもらい、目につくところに貼り付けるなど、視覚で訴えながら「オンオフを繰り返すよりつけっぱなしがよい」といろいろな人から繰り返し伝えてもらうのが良いでしょう。つけっぱなしにすると、室温も一定に保たれ熱中症対策としても有効です。デジタル温度計を設置しながらエアコンを使うと室温の変化がわかりより効果的です。
POINT3
ポジティブに!
POINT3
ポジティブに!
「いつまでも元気でいてほしいからエアコンをつけてほしい」と伝える。
伝える人や伝え方も重要です。主治医やケアマネジャーさんやヘルパーさん、お孫さんの言うことは聞く傾向にあります。「エアコンをつけないとダメ」ではなく、「いつまでも元気でいてほしいから、エアコンをつけてほしい」といったポジティブなメッセージを伝えましょう。
寺岡 純子(てらおか じゅんこ)
主任ケアマネジャー
合同会社カサージュ代表/看護師・主任ケアマネジャー
介護保険の施行に合わせて、急性期医療から介護業界に転身。居宅介護支援事業所を運営、
介護BCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)の推進などの事業を行っている。
つけっぱなしとオンオフ時の電力比較を公開中!詳しく見る
なるほど!エアコンクイズ
エアコン
クイズ
高齢者にエアコンをつけてもらうための意識改革として間違っているものは次のうちどれ?
A〜Cから選んでみましょう。
A
昔と違い気温が
上がっていることを
伝える
温暖化も原因!?
この
答えを選ぶ
B
暑さを感じる力が
弱くなって
いることを伝える
年齢と共に衰えが…
この
答えを選ぶ
C
こまめにオンオフしながら
冷房をかければ
良いと伝える
節電しながら冷房を!
この
答えを選ぶ
残念…ハズレです…
正解はC!
昔は良かった…と思うほど
平均気温は上昇しています。
さらに暑さを感じる力は年齢と共に衰えてしまいます。
意識を変えて、暑い夏を乗りきりましょう!
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残念…ハズレです…
正解はC!
昔は良かった…と思うほど
平均気温は上昇しています。
さらに暑さを感じる力は年齢と共に衰えてしまいます。
意識を変えて、暑い夏を乗りきりましょう!
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さすが!アタリです!
正解はC!
こまめにオンオフしても
つけっぱなしにしていても、
電気代はほぼ変わらないという驚きの事実。
熱中症対策のためにはつけっぱなしに
する方がおすすめです!
閉じる

霧ヶ峰は、高齢者の熱中症対策におすすめな
「みまもり機能」付きエアコンを開発しました。

霧ヶ峰には、エアコンが停止しているときも、お部屋の温熱環境をみまもり、お部屋が高温状態(28℃以上)になると自動で冷房運転を始める「みまもり機能」を搭載しています。

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【調査概要】

■グラフ1~5

・調査対象者:東京・大阪在住の40~79歳の男女600名

・調査方法:インターネット

・調査期間:2022年5月27日(金)~5月31日(火)

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