教えて!霧ヶ峰 vol.8
2021.4.19
スプレー類の使い方に要注意!事前に知っておくだけで防げる、
エアコン故障トラブル
#故障トラブル

コロナ禍で新しい生活様式が求められ、様々な環境が大きく変化しました。
特に、衛生対策への意識はますます高まり、お部屋の衛生対策を行う人が増えています。
具体的な対策としては、こまめな換気や、空気清浄機の活用、除菌スプレーの使用などが挙げられますが、
中でも除菌スプレーを使う頻度が増えた人は80.3%おり、手放せない存在となっているようです。
今回はそんなスプレー類を、お部屋で使う際の注意点をご紹介します。

三菱電機 霧ヶ峰 PR事務局調べ

スプレー類の正しい使い方
スプレー類をエアコンに直接吹きかけると、エアコン内の電子基板などが故障し、
運転できなくなることがあります。またスプレー類に含まれる成分によっては、エアコン内の重要な部品を
腐食(=化学的作用により金属が劣化・損傷)させ、エアコンの効きが悪くなってしまうことがあります。
スプレー類を正しく使って、快適な空間をつくりましょう。

※例えば、除菌・消臭スプレー、化粧品、香水、殺虫剤などの生活用品にも腐食の原因となる成分が含まれている場合があります。

ポイント 1
エアコンにスプレー類を直接吹きかけない
スプレー類を直接エアコンに吹きかけると、高濃度の成分が電気・電子部品(基板等)、熱交換器(エアコンの性能にかかわる重要な部品)の冷媒配管に付着し、腐食する可能性が高くなります。
ポイント 2
なるべくエアコン運転中にスプレー類を使用しない。
エアコン停止中の使用がおすすめです。
スプレー類をエアコンに直接吹きかけるより低濃度ではありますが、運転中にスプレー類を使うとエアコンがスプレーの成分を吸い込み、電気・電子部品(基板等)、熱交換器に付着して冷媒配管を腐食する可能性があります。スプレー類は、エアコン停止中に使うのがおすすめです。
CHECK
ご自宅のエアコンは電気・電子部品(基板等)・熱交換器の冷媒配管が腐食してエアコン
の効きが低下していないか、自己点検をしてみましょう。
エアコンの冷えやあたたまりを点検するための手順
  1. フィルターをお手入れする。
  2. 「ピークカット」の設定をオフにする。
    ※「ピークカット」とは最大電流を約25%抑えた運転を行う機能です。
  3. 風速は「自動」または「強」に設定する。
  4. 設定温度を暖房なら上限、冷房なら下限まで設定して暖房の場合は暖かい風、
    冷房なら冷たい風がでれば正常です。
    (三菱エアコンの場合は暖房時上限31℃、冷房時下限16℃)
なるほど!エアコンクイズ
エアコン
クイズ
スプレー類の使い方として
正しいものはどれ?
A〜Cから選んでみましょう。
A
エアコン内部に
スプレー類を使う
エアコンも
清潔に!
この
答えを選ぶ
B
エアコンを停止してから
スプレー類を使う
これが正解?
この
答えを選ぶ
C
エアコンの吹き出し口付近の
カビに向かって
スプレーをする。
カビを退治!?
この
答えを選ぶ
残念…ハズレです…
正解はB!
スプレー類を直接かけることはNGです!
またできる限り、エアコン運転中での
スプレー類の使用はお控えください。
閉じる
さすが!アタリです!
正解はB!
エアコンの運転をオフにしてから
スプレー類を使うのがおすすめ。
正しい使い方で清潔なお部屋を
キープしてください!
閉じる
残念…ハズレです…
正解はB!
スプレー類を直接かけることはNGです!
またできる限り、エアコン運転中での
スプレー類の使用はお控えください。
閉じる
【調査概要】
■調査対象者:東京・大阪に在住の30-59歳の男女600名
■調査方法:インターネット
■調査期間:2021年1月22日(金)~1月24日(日)
エアコン豆知識
豆知識1
衛生対策として除菌スプレーを使う人が増えています。
室内の衛生対策に関する調査を実施したところ室内の衛生環境が気になって対策をしている人は88.6%(グラフ1)と室内の衛生対策意識が向上していることがわかります。中でも除菌スプレーの使用頻度が増えたと答えている人が80.3%(グラフ2)と多く、またエアコンに除菌スプレーを直接吹きかけたことがある人が17.5%(グラフ3)いるという結果が出ています。

三菱電機 霧ヶ峰PR事務局調べ

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豆知識2
スプレー類を直接吹きかけるとこんな故障が起こることも…
エアコン内部の清潔性が気になる場合でも、エアコン内部に直接スプレー類を吹きかけないようにしてください。エアコンはお部屋の空気を吸い込んで冷暖房を行うので、なるべく運転中のご使用もお控えください。

<故障の例>

【症状①】電子基板が故障し、運転ができなくなることがあります。

【症状②】室温を検出する等のセンサー部が故障し、正常な運転ができなくなることがあります。

【症状③】熱交換器の冷媒配管に「腐食」が起こり、「冷えない」「あたたまらない」などの症状が起きることがあります。

図1:正常な冷媒配管と「腐食」で貫通してしまった冷媒配管の拡大図

※例えば、除菌・消臭スプレー、化粧品、香水、殺虫剤などの生活用品にも腐食の原因となる成分が含まれている場合があります。

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豆知識3
エアコンにスプレー類を直接吹きかけてしまったら
腐食の進行を防ぐためには、腐食の原因となるスプレー類の成分の濃度を下げることが大切です。
エアコンにスプレー類を直接吹きかけてしまったら下記の対策をしてみましょう。
冷房シーズンに窓を開けて1時間程度、冷房運転をしてみてください。
熱交換器の冷媒配管に付着したスプレー類の成分が結露水に溶け、洗い流されます。
<注意>
高湿度のときに窓を開けて長時間(1時間以上)運転すると、室内機についた露が垂れ家財や床などをぬらし、汚損の原因になることがあります。
室内機の下にビニールシートなどを設置して防水対策をしてください。
また、冷房運転をしてもスプレー類の成分を完全に洗い流すことができない場合があります。
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