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ものづくりへの想い

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冷蔵庫

24時間、365日動き続ける冷蔵庫の品質を保つには
耐久性・省エネ性に優れたパーツの設計が重要
冷蔵庫は、さまざまな環境下において一定の温度で食品を安全に保存することが使命。省エネ性能を高めながら一定の温度を保つため、冷却器の構造や断熱材の素材選びに注力しました。冷蔵庫を長期間ご愛用いただくためにも、小さな部品にまで吟味を重ねています。

設計

長期間使っても壊れにくく安心、使いやすさが持続する設計。

冷蔵室ドアは数十万回の開閉にも耐える設計。

冷蔵室は最も頻繁に開け閉めする場所だから、故障しにくい設計が欠かせません。ドアポケットに飲料を入れた状態で開閉を数十万回繰り返し、ドアヒンジが変形しないこと、ドア脱落などの危険がないことを確認しています。

強度に優れたドアヒンジ

ドアポケットに飲料をたくさん入れた状態で開閉を繰り返す

電子基板は燃えにくく、燃え広がらない設計。

冷蔵庫の電子基板は板金カバーで覆われており、万一、基板上の部品に異常があって発火した場合でも、外部への延焼を食い止める設計になっています。

電子基板を覆う板金カバー

発火しにくい電子基板

基板に水をかけて検証

お客様の声に応えて全室独立構造の設計。

「電気代がかかる」「においが移りやすい」――こうしたお客様の声にお応えして全室独立構造を採用。すべての部屋を仕切り、全室に温度センサーと扉開閉センサーを搭載してきめ細かく管理することにより、消費電力を抑え、他の部屋へのにおい移りや閉め忘れも防ぎます。

全ての部屋が仕切られた構造

16個のセンサーで温度や湿度を監視

冷凍3室も完全に分離しているからニオイ移りもしにくい

検証

過酷な条件下でも高い性能を発揮できるかどうかを検証。

たっぷり詰めてもしっかり冷えることを検証。

ドアポケットに冷気が届くことを検証

夏場の実使用を想定して検証

【実負荷試験】
冷蔵室を満杯にして、食品が詰まった状態でも庫内の食品が温度を保てているかを検証します。

【模擬負荷試験】
高温の試験室で食品を収納し、開閉を繰り返しても各部屋の温度が保てるかを検証します。

ポケット底部に入れたスリットが冷気を循環

万一、子どもが乗っても倒れにくいことを検証。

小さな子どもが、冷蔵室に入れた飲料などを取ろうとして、冷凍室や野菜室を引き出して踏み台のように乗る可能性があります。そのような場合でも冷蔵庫が倒れてこないことを、重りをつけて検証しています。

小学校低学年の平均体重に相当する重りをつけて検証

足が長いので安定

冷蔵庫が発する小さな異常音を逃さないように検証。

無響音室での検証

周囲に壁を設け、キッチンを想定して検証

【無響音室試験】
静岡製作所内の無響音室に製品を置いて通電し、冷蔵庫が発する小さな異常音を逃さないよう検証しています。

【模擬環境試験】
ご家庭のキッチンのような実使用環境を想定した試験室での騒音評価を実施し、離れた場所にいる人の聞こえ方も確認しています。

※1:JIS C 9607規定の騒音試験に よる(周囲温度20°C 安定運転時)

※2:MR-MXD57Gの場合。

製造

先進の生産技術と二重三重の検査で高品質を担保。

より早く製品をお客様へお届けできる製造工程。

多品種をミックス生産する冷蔵庫の製造ラインにデジタルトランスフォーメーション(DX)を導入。電子基板などの重要部品は二次元コードで管理するとともに、製造ライン上での自動確認を行うことで、ムダを排除して生産性を高めています。

基板に組込まれた二次元コードを読み込み、正確に取付

冷蔵庫に組込んだ基板を製造ライン上で自動確認

人の目や耳も使って全数検査を行う製造工程。

通電して製氷機などの動作を確認

運転音に異常がないかを確認

ガス漏れがないかを確認

キズや汚れを確認

最終検査では、全数通電して運転状態を確認。さらには運転音、ガス漏れ、キズや汚れ、扉の開け閉めのしやすさなどを、人の感覚も使ってチェックしています。第三者認証である「S-JET*」認証も取得しています。

*一般財団法人 電気安全環境研究所による認証制度

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