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しあわせをあなたとシェアするマガジン

しあわせをシェアしよう。 magazine

青空で、
一人ひとりをしあわせにしてゆく。
青空照明で、一人ひとりをしあわせに。
安らぎや癒しを届けていきたい。

2024.09.03

今回は、部屋を明るくするだけでなく、開放感あふれる晴れやかな雰囲気にする照明。
窓を通して本当の空が見えているかのような青空照明「misola(みそら)」の開発に携わる髙濵さんのしあわせシェア物語をご紹介します。

01 青空照明との衝撃の出会い

大学は工学部でした。就職する際、社会需要が尽きない分野で活躍したいと思うようになり、照明は常に生活になくてはならないものだと考え、三菱電機照明に入社しました。
入社から数年たったある日、隣のチームが新製品の性能評価をしているのを偶然、目にしまして…、それが青空照明「misola(みそら)」でした。私は、そのユニークかつ高い技術と物語性のあるコンセプトに衝撃を受けました。「どこまでも続くような奥行きのある青空」を再現する技術。閉塞感のある空間に開放感を感じさせるという斬新なアイデア。自分の働いている会社では、こんなすごい製品が開発できるのかと感動し、ぜひ関わらせて欲しいと手を上げました。
いまは、misolaの新製品「ラインタイプ」の開発を担当しています。現在、設置している照明器具のリニューアルにお勧めで、コンパクト、軽量化しています。これまでの正方形の製品に比べると、単に細長くなっただけのように見えますが、様々な技術と工夫が詰まっています。

窓枠のようにみえる部分を発光させるとともに影をつくることで太陽光が差し込んでいるようにみえる。

02 意見をシェアする秘訣?「だるがらみ」

misolaは、全く新しいコンセプトの製品ですが、そもそもは照明器具ですので照明としての基本的な明るさも必要です。演出効果と実用面のバランスにも配慮して開発を進めています。また、営業の要望や、製造ラインで組み立てる人々のこと、さらには現場の施工性まで考えなくてはなりません。これらのギャップを埋めながら、一番いい製品へと落とし込んでいくのが難しいところでもあり、やりがいでもあります。試作品を通じて各担当者と対話する。それには、まず相手の立場を尊重すること。その上で、みんなが意見をいいやすい空気をつくるように心がけています。
秘訣は、だるがらみ…とでもいいましょうか(笑)、趣味の話など、仕事とは関係ない話も折りまぜながら意見をシェアするようにしています。

03 明るさの必要性を感じるのはこどもの頃の経験

私がまだ小さい頃、母が暗い夜道で、ひったくりにあったことがあるんです。子供心に、その話を聞いたときはショックでした。照明は、空間を照らすことで家族の団らんをつくったり、人が集中できる環境を提供します。また、暗い場所を照らすことで、人々を危険から守り、安全に暮らせるという「犯罪の抑止力」にもなります。なので、照明器具の第一の価値は「明るさ」と考えています。明るさへのこだわりは、幼少期の体験にあるのかも知れないですね。

04 青空照明で、安らぎや癒しを届けていきたい。

私の結婚式のエピソードなのですが、妻が「式の当日、雨が降ったらどうしよう…」と、数か月も前から、ずっと気にしていたんですね。やっぱり晴れた日に一番大切な日を迎えたいし祝福されたいと思うのは当然のことですが、天気ばかりはどうにもならない。そんな時misolaが式場にあって青空を演出できたら…、妻がよけいなストレスを抱えなくて済むかも、と思いました。もちろん、本物の青空のほうが素晴らしいのは言うまでもないですが。

misolaは、窓の無い会議室やエレベーターホール等、オフィスを始め働く場所の環境改善に貢献していますが、屋内にいながら屋外を感じられる空間をつくるという役割もあります。例えば、保育所の事例ですが、真夏の酷暑に園児を外で遊ばせると熱中症のリスクがある。冷房の効いた室内で遊びつつ、少しでも子どもたちに屋外の開放感を感じて欲しいという想いで設置されたそうです。

三菱電機のスローガンは、「しあわせをシェアしよう。」ですが、私にできることは「人に安らぎや癒しを届けていくこと」だと思っています。例えば、お身体が不自由で簡単に外出できない方に青空を届けることで、心が癒され、気分が晴れやかになってくれたらと。そうやって世の中の一人ひとりが安らぎや癒しを感じた先に、それぞれの「しあわせ」って存在するのではないかと思うんです。もし、misolaのある生活の一部が、素敵な思い出の1ページになってくれたら…、開発者冥利に尽きますね。

05 三菱電機にしかできない進化を。

misolaの根幹となる技術は、三菱電機の先端技術総合研究所で開発され、三菱電機照明で製品化されました。換気扇、冷蔵庫、エアコンから人工衛星まで。さまざまな技術を結集できる三菱電機だからこそ、無限の可能性がある。例えば、青空照明と空調の技術をコラボレーションすることで青空を眺めながら心地よい風が頬をなでる…、人の五感に快適を届ける新たな技術が、新たな物語性のある製品を生み出すかもしれません。

三菱電機ブランドがどうなって欲しいか?そうですね…、展示会でお客様と話していると、うれしいことに「三菱電機が好き」とおっしゃって下さる方が多いんです。その一人ひとりの声を聞いて、一つひとつ製品やサービスとして実現、提供していく。その積み重ねがブランドの向上と信頼につながっていくのだと思います。

髙濵 佑一郎

三菱電機照明株式会社
開発本部 器具技術部 器具技術第一課

2017年三菱電機照明入社。開発本部 器具技術部にて、照明器具の構造設計に携わる。
入社後、掛川工場(南地区・北地区)に配属され、生産現場が近い環境で非常用照明やスクエアライトなど様々な照明器具の筐体設計を行い、製造加工方法や組み立ての知識などを学ぶ。
近年では、青空照明 misolaを担当し、製品の筐体・機構設計開発に携わる。
現在は、misolaの機種拡充のため新機種の性能や仕様を決めながら、製品の筐体設計に奮闘中。

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しあわせを シェアしよう。

たとえば、家族をもったとき。 新しいいのちが生まれたとき。 そして、この星の未来を考えたとき。 ひとは、誰かのしあわせについて考えたりします。   三菱電機は、誰かのしあわせを願うあなたの気持ちに いちばん寄り添える存在であり続けたい。   ひとりのしあわせを家族やまわりの人たちとわかちあえれば、 この社会も、地球の未来も、 もっとしあわせになれると、私たちは信じています。   さぁ、しあわせをシェアしよう。 家の中から世の中まで。今日だけでなく未来にも。 私たちは、誰もが自分らしい100年を生きる ライフソリューションを次々とお届けしていきます。

三菱電機の想い

一人のしあわせを家族や周りの人たちと共有(シェア)すれば、社会全体がもっとしあわせになれる。

私たち三菱電機は「しあわせをシェアしよう。」というメッセージにそんな想いを込めました。

多様性をイメージしたカラーリングの#ハッシュタグで、みんなが「しあわせ」をわかちあっていく様子を表現しています。

登場人物紹介

長男神木 隆之介

好奇心旺盛で家族思い。
自分よりも他人優先なお人よし。

光石 研

人にも環境にもやさしい性格。
職場でも頼られる存在。

石田 ひかり

キレイ好きで曲がったことが
嫌い。
遊びや趣味で休日も充実。

長女志田 彩良

用心深く、しっかり者の妹。
一人暮らしを満喫中。

Image Character

神木 隆之介Ryunosuke Kamiki

1993年5月19日生まれ。埼玉県出身。95年CMでデビュー。05年、主演を務めた映画『妖怪大戦争』で第29回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。
以降様々な作品に出演し、20年エランドール新人賞、24年に第66回ブルーリボン賞主演男優賞、第47回日本アカデミー賞優秀主演男優賞、第32回橋田賞受賞、第61回ギャラクシー賞テレビ部門個人賞受賞。
日曜劇場にて初の主演を務めるTBSドラマ「海に眠るダイヤモンド」が10月に放送開始予定。

神木隆之介オフィシャルサイトはこちら

光石 研Ken Mitsuishi

1961年、福岡県出身。高校在学中に『博多っ子純情』のオーディションを受け、主演に抜擢される。
以後、様々な役柄を演じ、名バイプレイヤーとして活躍。2016年には映画「お盆の弟」・「恋人たち」にて第37回ヨコハマ映画祭助演男優賞、2019年には「デザイナー 渋井直人の休日」にて第15回コンフィデンスアワード・ドラマ賞 主演男優賞を受賞。
主演した映画「逃げきれた夢」は第76回カンヌ国際映画祭【ACID】部門に正式出品、第33回日本映画プロフェッショナル大賞 主演男優賞を受賞。

光石研オフィシャルサイトはこちら

石田 ひかりHikari Ishida

1972年東京都生まれ。
1986年に俳優デビュー。1991年『ふたり』『あいつ』『咬みつきたい」にて第15回日本アカデミー賞新人俳優賞受賞。
1992年連続テレビ小説「ひらり」でヒロインを演じ、1994年「飛龍伝94-いつの日か白き型にのって-』にて初舞台を踏む。以降、映画・テレビ・舞台など幅広く活躍。
近年の主な出演作に、映画『九十歳。何がめでたい』『ブルーピリオド』、ドラマ『きょうの猫村さん』『あの子の子ども』などがある。
また、公式YouTubeチャンネル『まぁるい生活』を開設した。

石田ひかりオフィシャルサイトはこちら

志田 彩良Sara Shida

1999年神奈川県生まれ。
ファッション誌「ピチレモン」の専属モデルとして活躍し、2014年に短編映画「サルビア」で俳優デビュー。2017年「ひかりのたび」で長編映画初主演。ドラマ「ゆるキャン△」シリーズ、日曜劇場「ドラゴン桜」、「大奥 Season2 幕末編」など数々のドラマ・映画に出演。2024年1月には、「消せない私‐復讐の連鎖‐」、「こんなところで裏切り飯」で連続ドラマ初主演を同クール2作品同時に務め話題となる。
最近の出演作にはドラマ「マル秘の密子さん」、映画「恋を知らない僕たちは」がある。

志田彩良オフィシャルサイトはこちら