部門売上高

部門売上高(インフラ部門:17.1% インダストリー・モビリティ部門:28.2% ライフ部門:33.7% ビジネス・プラットフォーム部門:2.3% セミコンダクター・デバイス部門:4.8% その他部門:13.9%) 部門売上高(インフラ部門:17.1% インダストリー・モビリティ部門:28.2% ライフ部門:33.7% ビジネス・プラットフォーム部門:2.3% セミコンダクター・デバイス部門:4.8% その他部門:13.9%)

(注)各部門の売上高には、部門間の内部売上高(振替高)を含めて表示しております。後記の「部門別の概況」も同様であります。

インフラ
(2024年3月31日に終了した事業年度)

  • 売上高 10,366億円  (前年度比 107%)
  • 営業利益 314億円  (前年度比 38億円増)

社会システム事業の事業環境は、国内外の交通分野における需要回復の動きが継続し、国内外の公共分野における投資も堅調に推移しました。このような状況の中、同事業は、受注高は国内外の交通事業や海外の公共事業の増加などにより前年度を上回り、売上高は円安の影響に加え、国内外の公共事業や海外の交通事業の増加などにより、前年度を上回りました。

電力システム事業の事業環境は、国内電力会社の設備投資の動きが継続し、再生可能エネルギーの拡大に伴う電力安定化の需要などが国内外で堅調に推移しました。このような状況の中、同事業は、受注高は国内外の電力流通事業や国内の発電事業の増加などにより前年度を上回り、売上高は円安の影響に加え、国内外の電力流通事業の増加などにより前年度を上回りました。

防衛・宇宙システム事業は、受注高は防衛システム事業の大口案件の増加により前年度を上回り、売上高は防衛システム事業・宇宙システム事業の大口案件の増加により前年度を上回りました。

この結果、部門全体では、売上高は前年度比107%の1兆366億円となりました。
営業利益は、売上案件の変動や費用の増加はありましたが、前年度の防衛・宇宙システム事業の採算悪化の影響などにより、前年度比38億円増加の314億円となりました。

インフラ 売上高
インフラ 営業利益

インダストリー・モビリティ
(2024年3月31日に終了した事業年度)

  • 売上高 17,106億円 (前年度比 103%)
  • 営業利益 1,201億円 (前年度比 242億円増)

FAシステム事業の事業環境は、半導体などのデジタル関連分野や、リチウムイオンバッテリーなどの脱炭素関連分野において、国内外で需要が減少しました。このような状況の中、同事業は、受注高・売上高ともに前年度を下回りました。

自動車機器事業の事業環境は、一部半導体部品の需給状況の改善などにより新車販売台数が前年度を上回り、電動車を中心とした市場の拡大に伴う電動化関連製品などの需要が堅調に推移しました。このような状況の中、同事業は、モーター・インバーターなどの電動化関連製品や自動車用電装品、ADAS関連機器の増加に加え、円安の影響や価格転嫁の効果などにより、受注高・売上高ともに前年度を上回りました。

この結果、部門全体では、売上高は前年度比103%の1兆7,106億円となりました。
営業利益は、FAシステム事業は円安の影響はありましたが、機種構成の変動や売上高の減少、費用の増加などにより減少し、自動車機器事業は円安の影響に加え、売上高の増加、前年度の固定資産減損損失の影響などにより増加しました。部門全体では、前年度比242億円増加の1,201億円となりました。

  • ADAS:Advanced Driver Assistance System / 先進運転支援システム
インダストリー・モビリティ 売上高
インダストリー・モビリティ 営業利益

ライフ
(2024年3月31日に終了した事業年度)

  • 売上高 20,522億円 (前年度比 105%)
  • 営業利益 1,456億円 (前年度比 443億円増)

ビルシステム事業の事業環境は、需要回復の動きが国内外で継続しました。このような状況の中、同事業は、円安の影響や、国内・アジア(除く中国)・欧州向けの増加などにより、受注高・売上高ともに前年度を上回りました。

空調・家電事業の事業環境は、上期を中心に世界的な脱炭素化の動きを受けて空調機器の需要が国内外で堅調に推移しましたが、下期に欧米における空調機器の需要減少がありました。このような状況の中、同事業は、円安の影響や価格転嫁の効果に加え、欧州・アジア向けの空調機器の増加などにより、売上高は前年度を上回りました。

この結果、部門全体では、売上高は前年度比105%の2兆522億円となりました。
営業利益は、売上高の増加や円安の影響に加え、価格転嫁の効果や物流費の改善、土地の売却などにより、前年度比443億円増加の1,456億円となりました。

ライフ 売上高
ライフ 営業利益

ビジネス・プラットフォーム
(2024年3月31日に終了した事業年度)

  • 売上高 1,420億円 (前年度比 105%)
  • 営業利益 83億円 (前年度比 4億円減)

情報システム・サービス事業の事業環境は、レガシーシステムの更新や、デジタルトランスフォーメーション導入関連の需要が堅調に推移しました。このような状況の中、同事業は、受注高は前年度並みとなり、売上高はシステムインテグレーション事業・ITインフラサービス事業の増加などにより前年度比105%の1,420億円となりました。

営業利益は、費用の増加などにより、前年度比4億円減少の83億円となりました。

ビジネス・プラットフォーム 売上高
ビジネス・プラットフォーム 営業利益

セミコンダクター・デバイス
(2024年3月31日に終了した事業年度)

  • 売上高 2,898億円 (前年度比 103%)
  • 営業利益 298億円 (前年度比 6億円増)

電子デバイス事業の事業環境は、電鉄・電力向けのパワー半導体の需要が堅調に推移しました。このような状況の中、同事業は、受注高は電鉄・電力向けパワー半導体の増加などにより前年度を上回り、売上高は円安の影響に加え、産業、自動車、電鉄・電力向けパワー半導体の増加などにより前年度比103%の2,898億円となりました。

営業利益は、円安の影響などにより、前年度比6億円増加の298億円となりました。

セミコンダクター・デバイス 売上高
セミコンダクター・デバイス 営業利益

その他
(2024年3月31日に終了した事業年度)

  • 売上高 8,435億円 (前年度比 99%)
  • 営業利益 317億円 (前年度比 16億円減)

売上高は、物流の関係会社の減少などにより、前年度比99%の8,435億円となりました。
営業利益は、売上高の減少などにより、前年度比16億円減少の317億円となりました。

その他 売上高
その他 営業利益