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商用ユーザ向けOracle社 Java SEの無償提供終了に伴う 空調管理システム 集中コントローラ/空調冷熱総合管理システムの対応について

Oracle社より公開・提供されておりますJava Platform, Standard Edition(Java SE)について、同社のサポートポリシーの変更により商用ユーザ(※1)向けの無償提供が2019年3月末で終了しました。
Webブラウザを用いて弊社集中コントローラおよび空調冷熱総合管理システムをご使用になる場合や、弊社CSVダウンロードツールをご使用になる場合は、使用環境としてパソコンおよびWebブラウザと同様にOracle Java SEをお客様にて準備していただきご使用いただいていますが、提供元であるOracle社のサポートポリシーが変更されたため、本ページではOracle社Java SEの無償提供終了後の対応について説明いたします。
なお、Oracle社のサポートポリシーの詳細については、同社が公開している「Oracle Java SE サポート・ロードマップ」(※2)をご確認ください。

  • ※1オフィスビル等での空調機器の監視・操作はビジネス用途での使用となり「商用ユーザ」にあたり、集中コントローラ/空調冷熱総合管理システムのユーザもこれに該当します。
  • ※2

    https://www.oracle.com/technetwork/jp/java/eol-135779-ja.html

1. 対象製品

対象製品と影響を受ける機能は以下の通りです。

製品名称 形名 販売期間 対象バージョン 対象機能 使用しているJavaの技術
集中コントローラ G-50(-W)
GB-50
2002年~2009年 全バージョン 初期設定用Webブラウザ
管理者用Webブラウザ
一般ユーザー用Webブラウザ
Java Applet
G-150AD
GB-50AD
2008年~2015年
空調冷熱
総合管理システム
AE-200J
AE-50J
EW-50J
2014年~現在 Ver.7.69以前 初期設定用Webブラウザ
管理者用Webブラウザ
一般ユーザー用Webブラウザ
Java Applet
全バージョン CSVダウンロードツール JRE(Java Runtime Environment)

対象製品一覧

G-50(-W) GB-50 G-150AD GB-50AD
G-50(-W) GB-50 G-150AD GB-50AD
AE-200J AE-50J EW-50J
AE-200J AE-50J EW-50J

2. 対策方法

製品名称 形名 対象バージョン 対象機能 対策手段
集中コントローラ G-50(-W)
GB-50
G-150AD
GB-50AD
全バージョン 初期設定用Webブラウザ
管理者用Webブラウザ
一般ユーザー用Webブラウザ
下記いずれかのご対応をお願いします。
  • (1) Oracle社の提供するJava SE Desktop Subscriptionの有償サポートを利用し最新版のJava SE 8を導入する。(※3、4、5)
  • (2) AE-200J/AE-50J/EW-50J Ver.7.7以降へ機器を更新し、統合管理ブラウザおよび初期設定ツールをご使用ください。(※6)
空調冷熱
総合管理システム
AE-200J
AE-50J
EW-50J
Ver.7.69以前 初期設定用Webブラウザ
管理者用Webブラウザ
一般ユーザー用Webブラウザ
下記いずれかのご対応をお願いします。
  • (1) Ver.7.7以降のソフトウェアにバージョンアップし、統合管理ブラウザおよび初期設定ツールをご使用ください。(※6)
  • (2) Oracle社の提供するJava SE Desktop Subscriptionの有償サポートを利用し最新版のJava SE 8を導入する。(※3)
全バージョン CSVダウンロードツール 下記いずれかのご対応をお願いします。
  • (1) Oracle社の提供するJava SE Desktop Subscriptionの有償サポートを利用し最新版のJava SEを導入する。(※7)
  • (2) 無償で使用可能なAdoptOpenJDK 11 HotSpotを導入してご使用ください。(※8)
  • ※3Oracle社より公表されています「Oracle Java SE サポート・ロードマップ」(※2)では、同社は有償サポートであるExtended SupportにてJava SE 8のサポートを2025年3月まで予定しています。ただし、Java Applet技術は2025年3月より前にサポートが終了する可能性があります。なお、Java SE 8以外はJava Applet技術がサポートされていないため使用することができません。
  • ※4Ver.3.33より前のG-50(-W)/GB-50を使用している場合は、G-50(-W)/GB-50のソフトウェアを最新版にアップデートしてください。
    その際、統合ソフトTG-2000で統合監視しているシステムで、TG-2000のバージョンがVer.5.03以前かつ
    省エネ制御または省エネピークカット制御を利用している場合は、TG-2000のアップデートを実施してください。
  • ※5G-150AD/GB-50ADをSSL暗号化通信(HTTPS)で使用している場合は、(2)のご対応をお願いします。
  • ※6統合管理ブラウザおよび初期設定ツールとは、初期設定用Webブラウザ、管理者用Webブラウザ、一般ユーザー用Webブラウザに代わる機能です。本機能ではJava SEは不要のため、他のプログラムで使用していない場合は、Java SEをアンインストールしてください。
  • ※7Oracle社より公表されています「Oracle Java SE サポート・ロードマップ」(※2)では、同社は有償サポートであるExtended SupportにてJava SE 8のサポートを2025年3月、Java SE 11のサポートを2026年9月まで予定しています。
  • ※8

    AdoptOpenJDK 11 HotSpotは約3ヶ月ごとに最新版がリリースされます。最新版がリリースされたときはアップデートをお願いします。また、他のプログラムで使用していない場合は、Java SEをアンインストールしてください。