業務用ロスナイ(外気処理ユニット) 潜顕スマート除/加湿空調システムのご提案
ビル空調マルチエアコンとの潜顕スマート除/加湿空調システムのご提案
冷暖同時ビル用マルチエアコン高顕熱仕様と業務用ロスナイ外気処理ユニットを使用した「潜顕スマート除/加湿空調システム」。
三菱電機の新しい省エネスタイルを提案します。
『ビル用マルチエアコン高顕熱仕様』との親和性アップ
オールシーズン省エネ対応
夏期・中間期はもちろん、冬期冷暖房混在時でも高顕熱冷房運転が可能!
省エネしながら快適空間
室内の温度・湿度情報をキャッチし、蒸発温度をコントロール。また、外気処理ユニットの高い加湿性能により快適空間を実現。
高顕熱対応室外機のラインアップ拡大
「シティマルチR2 GR」高顕熱仕様に加え、「グランマルチ」/「シティマルチY GR」/「リプレースグランマルチ」/「リプレースマルチY GR」高顕熱仕様の室外機にも対応可能です。
年間消費電力も大幅に削減
※1:現行品(LGH-N50RDF3)と室外ユニット シティマルチR2 GRを併用した場合と、同商品と高顕熱機能未搭載室外ユニットを併用した場合の比較。[室外条件]JIS B 8616(東京地区)に記載の外気温度発生パターン [室内条件]26℃、60% なお年間消費電力は当社試算条件に基づいた数値であり、実際の設置環境、負荷条件により変化します。
高顕熱運転とは
通常の運転
空調機は室内環境を快適にするために通常、一定の比率で顕熱と潜熱を同時に処理しています。
高顕熱運転
通常の運転と比較して潜熱効果を抑えて顕熱処理を優先。空調機の運転は潜熱処理により大きなエネルギーを要するため、顕熱処理を優先することで高効率な運転が可能。
高顕熱運転を実現するには
冷房運転中に室内ユニットを流れる冷媒の蒸発温度を上げることで実現。
蒸発温度を上げると圧縮機で冷媒圧縮に要するエネルギーを抑える(=高効率な運転)ことができます。
しかし、冷媒の蒸発温度を上げると空調機の潜熱処理(除湿)能力は低下します。よって負荷に応じた最適な蒸発温度で運転することが省エネ効果と快適性実現の両立には必要です。
運転イメージ
室内環境に応じて、空調機の冷媒温度を最適に制御し、快適性と省エネ性を両立!
このシステムのポイント
業務用ロスナイ外気処理ユニット・室内ユニットからの温度・湿度情報により冷媒温度を最適に制御しているので、快適性を大きく損なわずに省エネ運転が可能です。
室内の温度・湿度条件に応じて室外ユニットの冷媒温度を最適コントロール。通常運転に近い低蒸発温度から省エネを重視した高蒸発温度まで幅広い対応が可能です。
※室外機の運転状態にも応じて目標蒸発温度を決定します。
室外ユニット基板のスイッチ設定により、万一の能力不足発生時でも高顕熱運転を禁止することで、通常の冷房運転に戻すことが可能です。
冷房運転中、室内ユニットの除湿量を低減し、余分な除湿と加湿を抑制。冬場の加湿不足対策に有効なシステムです。
このシステムのポイント
冷房運転室内ユニットの除湿量を抑制することで余分な除湿と加湿を抑制し、冬場における室内の加湿量不足に対応します。
潜顕スマート除/加湿空調システムにより除湿量を減らすことで余分な加湿量も抑制できるため水道代の削減も可能になります。
冷暖同時ビル用マルチエアコンの冷媒系統内の排熱回収システムにより、冷房運転と暖房運転を同時に行うほど高い省エネルギー性を発揮します。
高いシステム柔軟性
同一室外ユニットで通常運転(低蒸発温度)と高顕熱運転(高蒸発温度)の自動切替が可能
※高顕熱運転時は通常運転時と比較して全熱能力は低下します。
高顕熱運転は室内空調負荷(温度・湿度)に追従して冷媒温度を自動で最適にコントロール。
高顕熱運転と通常運転を切換えることで幅広いニーズに対応出来ます。
〈手軽なシステム構築〉
◆通常運転時から機種選定(台数・馬力)を変更しなくても高顕熱運転が可能です
・ 高顕熱運転は空調要求負荷に応じて能力を可変。
・ 負荷増大時には通常の蒸発温度に自動で戻るので能力不足の心配はありません。
◆業務用ロスナイ外気処理ユニット以外の機器(他社製等)ともシステム構築が可能
高顕熱の入/切を室外ユニットへの接点入力でも対応可能とすることにより、現地システムに応じた柔軟な潜顕スマート除/加湿空調システムが構築できます。