オイルミストが滞留している
機械加工工場の
環境改善のために。
金属加工機(工作機械)から発生するオイルミストは
作業者の健康に悪影響を及ぼすほか、設備や床面などの作業環境への悪影響も指摘される中、
昨今の労働環境改善意識の高まりにより、工場内に滞留しているオイルミストの対策が課題でした。
従来のエアー搬送ファンは、本体内部に付着したオイルミストが作業エリアに滴下したり
ガードに付着したオイルミストに埃が堆積することで製品の風量が低下することから、
オイルミスト環境下での使用が困難でした。
そこで今回、これらの課題に対応した「エアー搬送ファン<オイルミスト対応タイプ>」を発売いたしました。
エアー搬送ファン
オイルミスト対応タイプの特長
最大30m(風速0.3m/s時)の長い距離でも
まっすぐ進む気流の力で換気をアシスト。
吹出口の角度を簡単に調整することができ、
狙ったポイントに送風することが可能です。
※エアー搬送ファンは換気扇ではなく、
換気をアシストする送風機です。
- ・オイルフロー構造採用
- ・オイルパン標準装備
(ステンレス製) - ・ガード部に撥油塗装採用
新発売
エアー搬送ファンのパワフルな気流をご確認ください。
動画のエアー搬送ファンは標準タイプ(AH-2009SA)を使用。
気流の最大到達距離は20m(風速0.3m/s時)です。
■使用可能環境
オイルミスト濃度条件
3mg/m3以下
JIS K2241規定の切削油
JIS K 2241にて指定されている切削油剤(不水溶性N1~4種、水溶性A1~3種)で、許容ミスト濃度3mg/m3以下(公益社団法人 日本産業衛生学会「許容濃度等の勧告 鉱油ミスト許容濃度」)の環境にてご使用ください。設置環境によっては使用できない場所もあるので、詳しくは納入仕様書に記載のご注意事項をご確認ください。
導入効果イメージ
Before【有圧換気扇のみ】
オイルミストが工場内に滞留する
After【有圧換気扇+エアー搬送ファン】
エアー搬送ファンが換気をアシストし、
オイルミスト滞留の改善に貢献!
〈気流解析条件〉
●モデル条件…工場大きさ:長さ50m×幅27m×高さ5~9m/窓(高さ 0.9m、開口面積 0.81m2/か所、75か所)/工作機械:大きさ 3m×3m×1.5m、設置台数:48台 ●機器条件…換気種類と方式:第三種換気、全体換気方式 【給気】自然(窓) 【排気】機械(有圧換気扇) Before:有圧換気扇(EWF-40ETA2)…風量:4,900m3/h(60Hz、70Pa)、設置台数:2台 After:有圧換気扇(EWF-40ETA2)…風量:4,900m3/h(60Hz、70Pa)、設置台数:2台 エアー搬送ファン(AH-3009TA-YU)…吹出風量:2020m3/h(60Hz)、設置台数:10台(設置高さ:5m、吹出角度:水平)
■工場モデル
■シミュレーション断面位置
●解析条件…温度条件:外気温度 32℃、[Before]にて工場内床上1.2m:36℃ 濃度条件:[Before]にて工作機械周辺床上1.2m:1.2mg/m3定常解析(気流および工場内温度が安定した状態)
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