研究用の飼育施設のニオイ対策として導入

国立大学法人 福井大学 ライフサイエンス支援センター 様(福井県永平寺町)
グローカルな視点で社会に貢献することをめざす福井大学様。本部と3学部がある文京キャンパス、医学部がある松岡キャンパス、原子力工学研究所を置く敦賀キャンパス、これらのキャンパスが教育・研究の場です。松岡キャンパスにある「ライフサイエンス支援センター」では、研究用の動物飼育室の臭気対策として、循環ファンを2019年度に24台導入。次年度には22台を導入し、効果を実感。今後も20~30台を導入予定です。

循環ファンは天井中央に2台、間隔をおいて設置

運転中を示すランプは消す設定も可能
- 納入製品
-
-
JC-10KR
-
- 納入時期
-
2019年11月
導入後の効果
- JC-10KR×2台の運転により、1時間後にアンモニア濃度は50%低減
-
■測定条件
●広さ約5 畳・天井高さ約2.5m のマウス飼育室
●10 回/h 換気、HA 循環ファンは測定日の二日前から停止
●測定時に強ノッチで約1時間運転させ、効果を検証
測定ポイント
①高さ1.5m(ケージから30mm)
②高さ0.3m(ケージから30mm)
※測定機器はアンモニア検知管105SD(光明理化学工業製)・気体採取器GV-100S(ガステック製)・臭気計OMX-ADM(神栄テクノロジー製)を使用
※臭気計による臭気強度測定では、測定値が安定せず、測定不能であった。

お客様の声
国立大学法人 福井大学 ライフサイエンス支援センター 生物資源部門 准教授 徳永暁憲 様
当センターの生物資源部門は、科学的、倫理的な動物実験のための支援をしています。実験動物の適正な管理には、飼育室の環境整備が不可欠。その一環として飼育室のある研究棟の改築に着手しました。旧棟は古いセントラル空調で個別換気はできず、差圧制御で飼育室を正圧にする関係で臭気がもれやすい構造でした。そこで空調改修で脱臭装置の導入を検討し、最終的に、よりよい飼育環境とするためにロスナイ(第一種熱交換換気)と循環ファンを併用することに。現在はマウスとラットだけですが、今後はモルモット・ウサギ・イヌの飼育も予定しています。循環ファンはニオイ対策だけでなく感染症防止にも役立つと思うので期待しています。
- PDFダウンロード
「三菱電機 空調・換気・衛生」についてのアンケート
日頃より「三菱電機 空調・換気・衛生」をご利用いただきありがとうございます。 当サイトのご利用についてアンケートにご協力ください。