三菱重工コンプレッサ株式会社 様 新事務所棟
三菱重工業株式会社 様 広島製作所 新館(広島県広島市)

グローバル企業としての環境づくりと、省エネ対策を実現

世界各国の資源エネルギープラント向け製品を手がける三菱重工コンプレッサ株式会社は、海外顧客の訪問が多く、多様な文化背景を持つ社員も多く働いている。新館はこうしたダイバーシティとグローバル化への対応と、意思決定の前倒し、環境負荷の軽減をコンセプトに計画され、2017年11月に竣工を迎えた。新館ではさまざまな食文化・食習慣に対応し、終日ミーティングにも使える食堂の開設と、打ち合わせスペースの増強を実現している。

お客様の課題は「気分の切り替えや対話しやすい場づくりと効果的な省エネ対策の実現」

新館の開発コンセプトに基づき、グローバル企業のオフィスとして海外顧客のおもてなしの環境整備、集中とリラックスの切り替えが自然にできる環境づくりの実現、環境負荷の軽減のための効果的な省エネ対策などが求められた。また、今回、新設された食堂は、社員の多様性への対応とともに、昼食時以外でも社員が自然に集い、対話・打ち合わせができる雰囲気の創出もデザイン上の課題となった。

LEDソリューション
「お客様や設計者が求めるデザイン・環境づくりにLED照明の光の質と機能で貢献」

オフィス天井にはシームレスなLEDライン照明を連ね、ファサードに光の線が浮かび上がるユニークな意匠で、施設正門に立つ顧客に驚きと期待感を提供。執務空間ではLED照明と自然光、反射光を生かした質の高い光を確保し、各機能をコネクトする通路や内階段は、電球色のLEDを配して光色の使い分けで気分にメリハリをつくり意思の整理を促すなど、クライアントや設計者の企画意図にLEDの機能・性能で応えた。食堂の環境づくりには、人感センサを導入し、人のアクティビティに反応して色温度が変化する器具を開発した。

お客様の声

「正門から見ると、ガラス越しにLEDの天井照明のラインが端正に整い、来訪者にも好印象を与えるデザインが実現できた。執務空間では、LED化と机上面照度の見直しで消費電力を軽減、消点灯がスムーズなLED照明は、社員の環境配慮の意識向上を促す目的も果たしている。新設した食堂は、人が近づくと部分的にセンサで照明が電球色に変わる仕組みが導入された。設計者が意図した、人が灯火に集い語らうような『場』が、人感センサと色温度調整で感覚的につくりだされる。これもLEDだから実現できた価値だと思う」(三菱重工コンプレッサ経営統括センター企画経理部事業戦略グループ長・田川敬二氏)。

事例データ

■施主:三菱重工業株式会社
■所在地:広島県広島市
■導入年月:2017年11月

「三菱重工コンプレッサ株式会社」に採用された三菱電機のLED照明

■ LEDライトユニット形ベースライト「Myシリーズ」
高効率、長寿命、器具本体とライトユニットの組合せで3000 通り以上のバリエーション。後付オプションで無線調光システムの使用も可能。三菱の独自技術「ハイブリッドナノコーティング」ライトユニットは汚れが付着しにくくメンテナンスの手間も軽減。本案件食堂に納入した照明器具はMyシリーズの色温度可変タイプをロノ字形に組み合わせた特注器具です。
※一部機種除く

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■ ローカル自動調光システム「MILCO.S」
LED照明器具との組み合わせで快適な光環境と省エネ効果を実現します。スケジュール機能、エリア別制御、各種センサなど多様なメニューをそろえています。本案件食堂においては、人感センサとスケジュール機能により色温度可変と調光制御を行っています。

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