快適性向上とBCP強化への貢献でビルの価値を向上
株式会社だいこう証券ビジネス 様(東京都江東区)
ビル改修でBCP(事業継続計画)強化とウェルネスの向上を
だいこう証券ビジネスが本社を構える「DSBグループ潮見ビル」は、竣工から20年以上が経ち、設備更新期を迎えていた。建物を施工した清水建設は、リスクとウェルネス+エコの観点で建物のバリューアップを図る大規模改修を提案。だいこう証券ビジネスも、BCP対策や執務環境の向上を考えていたことから事業プランに同意、LEDの多様な特性をビルのリスクマネジメント、快適性などに連動させるサスティナビリティ・リノベーションを実施した。
お客様の課題は「執務環境の向上」と「業務を継続しながら工事を進める“居ながら施工”」
だいこう証券ビジネスは、従業員のために上階にリラックススペースを設けている。同社は、この空間のくつろぎ感や快適性の拡大と、同時に、社員の執務環境への関心の高まりに応え、オフィス空間の質的向上を模索していた。また、改修工事では、金融機関のバックオフィス業務に影響を及ぼさないよう、その場で業務しながら改修する“居ながら施工”を計画通りに行うことが必須だった。
LEDソリューション
「LED可変照明システムで、ゾーンごとに色温度や照度を変え、リラックス効果や快活性を促す照明環境づくりを計画。施工条件にも柔軟に対応」
照度、色温度をコントロールする可変性に富んだ照明システムで、ユーザーの環境の選択の幅を広げた。システム構築やコントローラの設定、スムーズな施工などに三菱電機のノウハウが活かされた。また、LED化で照明に関わる消費電力の約7割を削減。こうした省エネ性能はBCP発動時の電源供給エリアの拡充を実現し、LEDの特性はビル全体の機能と有機的につながり、省エネ効果や長寿命に止まらない価値向上に貢献している。
お客様の声
「LEDに刷新したオフィス空間、照明の明るさ感が均一で、数値だけではなく、感覚的にも光環境が向上していることを実感できました。こうした、照明設備としての性能の高さだけでなく、色温度可変照明システム導入で、光による環境づくりの可能性や選択肢の幅は増えたことにも意味があると思います。ウェルネスへの貢献にも期待しています。」(株式会社だいこう証券ビジネス・総合企画部総務グループ部長・佐藤貴幸氏)
事例データ
■設計・施主:清水建設株式会社
■所在地:東京都江東区
■導入年月:2018年1月
「株式会社だいこう証券ビジネス」に採用された三菱電機のLED照明
■ LEDライトユニット形ベースライト「Myシリーズ」
器具本体とライトユニットを組み合わせる高効率なLEDベースライト。組合せは3000通り以上で様々な施設にご利用頂けます。本案件では、システム天井用器具の一般タイプと色温度可変タイプが導入されています。
■ LEDベースダウンライト「MCシリーズ」
反射板枠とライトユニットを組み合わせ空間・用途に合わせて選べるLEDベースダウンライトです。
軽量、コンパクトでこだわりの施工方法ですばやく装着出来ます。
■ ローカル自動調光システム「MILCO.S」
スケジュール制御や昼光利用など目的に合わせた運用メニューで快適さと省エネを実現する照明制御システムです。本案件では、リラックススペース、総務フロアの調光調色制御に導入されています。