LED照明でニューノーマル時代のオフィス環境を。ウェルネスの向上にも貢献

千歳コーポレーション株式会社様
（東京都千代田区）

「スマートオフィス」のコンセプトと先進性を照明計画でも体現

新しい働き方とテレワークの時代に向けて、オフィスはどう進化すべきなのか。都心部を中心にオフィス空間の提供を行う千歳コーポレーションは、創立60周年を機に東京・神田にある本社の全面リニューアルに着手。「時空を超えた新しい働き方とも調和・協働できるリアルなオフィス空間」をコンセプトとする「ライブオフィス」が2021年夏に完成した。照明の改修では、このコンセプトを体現する先進的な器具やシステムが導入された。

お客様の課題は「光の制御でオフィスワーカーがリラックス／集中できる環境の実現」

千歳コーポレーションの課題は、ニューノーマル時代のオフィス環境と、個々の働き方に適した光環境に柔軟に対応する仕組みを構築すること。同時に多様な人々が集い、時間を共有するオフィスの本質的価値を見直して、それにふさわしい環境づくりと、光の質を高めて社員のウェルネス向上にも貢献しつつ、省エネで環境負荷の少ない照明計画を目指した。

LEDソリューション
「執務エリアには色温度、照度を時間でコントロールするシステムを、ウェルネス向上のためリフレッシュエリアに青空照明『misola』を提案」

三菱電機が「ライブオフィス」実現のために提案したのは、LED照明＋制御技術で光をコントロールするシステムの導入だった。執務エリアのベース照明を時間経過で色温度、照度を変化させ、また目的に合わせてエリアごとに光環境を最適化することもできる。器具には「レンズ制御ライン照明」をはじめデザイン・省エネ・納期・コストをバランスさせる適材適所の選定を行った。リフレッシュエリアには青空照明「misola」により、アウトドアのような開放感を演出。公園でランチを楽しむような快適なリラックス空間を実現した。

お客様の声

「コロナ禍で外出を避け、社内でランチを食べる社員が増える中、殺風景な休憩室ではなく、青空照明『misola』の下、屋外の開放感を感じながら昼食を楽しむことができるリフレッシュエリアが好評です。執務エリアは18時以降、自動制御で色温度の低い穏やかな光に変化しますが、集中して仕事をしたい社員には高い色温度のエリアも用意し、目的に合わせ自分で光環境を選ぶことができます。こうした柔軟な設定が可能なのもLEDならではだと思います」（千歳コーポレーション経営企画部部長・平間善之氏）

「テレワークが拡大する一方で、必要に応じ人々が集まり、時間を共有する場、すなわちオフィスの価値も見直されると考えています。出社が楽しみになる快適性やウェルネス環境の向上を空間的にどう実現するか。照明もそうした文脈で計画しましたが、当初の照明計画案はコストと納期に課題がありました。三菱電機からは、そのデザインプランを活かしながら、私どもの機能、性能、条件の要望に応える器具・システムの提案があり、業務を継続しながら改修を進める「居ながらリニューアル工事」もスケジュール通り進行できました」（千歳ファシリティーズ技術工事部・移転プロジェクトマネジメント室室長・秋元伸一郎氏）