三菱電機株式会社は、タービン発電機の生産台数が、2012年10月に累計2,000台を達成しましたのでお知らせします。
タービン発電機外観
当社のタービン発電機生産は、1908年に三菱造船所(長崎)での初号機生産に始まり、1923年以降は当社の神戸地区および長崎地区を生産拠点としています。2012年3月には、世界的な電力需要拡大に対応するため、電力システム製作所(兵庫県神戸市)内の工場新設や生産設備増強を実施し、年間生産能力を従来比約30%拡大するとともに、世界最大容量2,000MVA級発電機の製造を可能としました。今後も、長年受け継がれてきた技能と最新技術を融合した高性能・高品質の発電機を開発・製造し、アフターサービス体制を一層強化することにより、世界の電力安定供給に貢献していきます。今回の記念すべき2,000台目は、米国大手エネルギー会社ドミニオン社(Dominion Resources, Inc.)傘下のドミニオン・ヴァージニア・パワー社(Dominion Virginia Power)のウォーレンカウンティー火力発電所向け蒸気タービン発電機(682MVA)です。
【生産台数2,000台への歩み】
※1:ガスタービンコンバインドサイクル(GTCC)とは、ガスタービン(GT)発電と蒸気タービン(ST)発電を組み合わせた方式で、GTの排気エネルギーを排熱回収ボイラに導入し、発生した蒸気でSTを駆動することでエネルギー効率を高めている
1908年 | 三菱造船所(長崎)でタービン発電機の初号機生産 |
1921年 | 三菱電機株式会社発足 |
1923年 | 長崎地区でタービン発電機生産開始 |
1963年 | 神戸地区でタービン発電機生産開始 |
1976年 | 国産最大容量(当時)の1,300MVA発電機を製造 |
1981年 | 生産累計1,000台達成 |
1996年 | 世界最大容量級(当時)286MVA空気冷却発電機を製造 |
2000年 | 世界最大容量級(当時)1,600MVA発電機を製造 |
2004年 | GTCC※1向け新型高効率水素間接冷却発電機を開発・生産開始 |
2012年 | 3月 新工場完成などにより年間生産能力を約30%拡大 |
10月 生産累計2,000台を達成 |
<地域別納入実績> | <累計生産台数推移> | ||||||||||||||
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