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掲載のデータは発表当時のものです。価格・仕様について変更する場合もございます。
電シ本 No.2002
「火星衛星探査計画(MMX)探査機システム」の本格的な開発に着手
世界初の火星衛星往還ミッションを通じ、原始太陽系における有機物・水の移動過程の解明に貢献
三菱電機株式会社は、国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)から火星衛星探査計画(MMX※1)探査機システム(以下、MMX探査機システム)の開発担当メーカーに選定され、本格的な開発に着手しましたので、お知らせします。
当社は、小型月着陸実証機(以下、SLIM※2)や宇宙ステーション補給機「こうのとり」(以下、HTV※3)などの開発で培った技術を活かして探査機システムの設計から製造・運用を担当し、技術面で世界初の火星衛星往還ミッションを支え、原始太陽系における有機物・水の移動過程解明や火星圏の進化過程の解明に貢献します。
- ※1
Martian Moons eXploration:原始太陽系における「有機物・水の移動、天文への供給」過程や火星衛星の起源の解明に貢献することを目的とした、JAXAが主導する国際共同プロジェクト
- ※2
Smart Lander for Investigating Moon:将来の月惑星探査に必要な高精度着陸技術の実証を目的とした、JAXAが主導するプロジェクト
- ※3
H-II Transfer Vehicle:水、食料、衣料などの生活物資や、新しい実験装置、実験用サンプルといった研究用資材など、国際宇宙ステーションの運用に必要な物資を輸送する補給機