本アプリケーションの特長
- 当社製空調・換気機器の選定作業の自動化により、設備設計を効率化
- 膨大な技術資料の参照が必要な設備設計において、当社製空調・換気機器を自動選定し、ドラッグアンドドロップなどの直感的な操作により、設備設計を効率化
- 空調機器選定では、必要な熱負荷と配管の長さを考慮した最適な機器を自動選定し、これまでの人手による煩雑な配管長補正計算が不要に
- 換気機器選定では、換気に必要な風量と静圧※3などを考慮した最適な機器を自動選定し、これまでの人手による静圧風量曲線(P-Q曲線)等を考慮した比較検討が不要に
- ※3
流動する気体または流体において、流れの方向に対して垂直方向に作用する単位面積当たりの力
- 選定した機器の仕様データの出力が容易で、申請資料作成の手間を削減
- 自治体等への建築確認申請に必要な換気機器の静圧風量曲線(P-Q曲線)を自動作成し、申請資料作成の手間を削減
- 選定した機種の仕様データはExcel形式で出力でき、物件納入時の設備機器リストとして活用可能
今後の展開
当社は今後、本アプリケーションをBIM※4ソフトウエアと連携させるとともに、今後展開予定の省エネ性・快適性の向上に寄与するBIM対応のアプリケーションと合わせて「MEL-BIM」シリーズとしてラインアップし、空調・換気機器分野を中心に提供します。
また、2020年度内には、建設業向けCAD開発・販売などを行う株式会社ダイテック(以下、ダイテック)との連携を進め、本アプリケーションで自動選定した当社製空調・換気機器をダイテックの総合設備BIMソフトウエア(CADWe'll Linx)上に自動配置し、BIM(3D図面)上での設計作業を効率化する機能連携を行う予定です。
- ※4
Building Information Modelingの略称。建物に使用される部材や設備の材質・サイズなどの属性情報を追加したコンピューター上の3D建造物モデルを用いる設計方法。設計会社・施工会社、管理会社などの関係者間で企画、設計、施工、維持管理などの建築業務の一連の工程(建築フロー)にて建物の設計情報の共有が容易となり、業務の効率化が可能
お問い合わせ先
- 三菱電機株式会社 空調冷熱システム事業部 TEL 03-3218-2220
- 電材住設スマート事業部 TEL 03-5798-2155