新製品の特長
- 低損失特性と高キャリア周波数駆動により、機器の高効率化、小型・軽量化に貢献
- JFETドーピング技術※4を適用した新開発のSiC-MOSFETにより、オン抵抗を従来比※5で約15%低減。また、帰還容量※6の低減により、高速スイッチング動作が可能となり、スイッチング損失低減に寄与
- SiC-MOSFETとSiC-SBDチップの搭載により、従来の当社Si-IGBTモジュールと比べて電力損失を約70%低減
- 電力損失の低減や高キャリア周波数駆動により、冷却器やリアクトルなどの周辺部品の小型・軽量化に貢献
- ※4
JFET(Junction Field Effect Transistor:接合型電界効果トランジスタ)領域の不純物濃度を高濃度化し、デバイスを高密度化する技術
- ※5
当社第一世代SiC同一定格製品との比較
- ※6
MOSFETの構造上存在するゲート・ドレイン間の寄生容量(Crss)でスイッチング時間に影響
- RTC回路搭載により、短絡耐量と低オン抵抗特性を両立
- 破壊の原因となる短絡電流を制限するRTC(Real Time Control)回路の搭載※7により、短絡耐量の確保を可能とし、トレードオフ関係にある低オン抵抗特性との両立を実現
- 短絡検知信号をモニターすることで、短絡時に外部回路で安全に遮断することが可能
- ※7
「FMF400BX-24B」「FMF800DX-24B」除く
- 内部チップの配置最適化により、放熱性が向上
- モジュール内部のSiC-MOSFETとSiC-SBDチップの配置を分散し、最適化することで、放熱性を向上。冷却器の小型化やファンレス化により、メンテナンス性の向上に貢献