受賞技術・製品の特長
業界初の電磁操作機構により、保守・省エネ性を向上
- 可動鉄心のテーパー構造※2と磁気ラッチ構造※3からなる高出力電磁石を開発し、操作機構に搭載することにより、業界で初めて※4、モーター制御並みの駆動力を誇る「電磁操作機構」を実現
- 操作機構を従来のバネから電磁石に置き換えることで、操作機構の構成部品数を46%削減、メンテナンス項目を従来比※530%削減し、保守作業時の効率化を実現
- 電磁石で遮断器を直接動作させることで、モーターでバネを縮める工程が不要となり、回路の開閉操作時に必要な消費電力を88%削減し、開閉操作時の省エネ性を向上
- ※2
可動鉄心と固定鉄心の対面に傾斜をつけて、初期出力を向上させる構造
- ※3
コイルに流れる電流が大きくなるまで可動鉄心を保持して、出力全体を向上させる構造
- ※4
低圧気中遮断器において。2021年12月2日 当社調べ
- ※5
電動バネ操作機構との比較
R&D 100 Awardsについて
米国R&Dワールド社が1963年から毎年、世界の優れた技術100件を選定しているもので、"技術革新のアカデミー賞"と言われる権威のある賞です。プロのコンサルタント、大学関係者、産業界の研究者などの外部の専門家が、技術的な重要性、独自性、有用性の観点から公募案件を評価し、前年に実用化された製品の中から選定します。本年の表彰式は、日本時間10月20日にWeb開催されました。