三菱電機株式会社は、ルームエアコン「霧ヶ峰」の新製品として、非接触で高精度に人の脈波を計測・解析し感情を推定する世界初※1のバイタルセンサー「エモコアイ※2」と従来の赤外線センサー「ムーブアイmirA.I.+(ミライプラス)」を組み合わせ、気持ちに合わせて空気を整える世界初※3の空調「エモコテック※4」を実現した「Zシリーズ」12機種を2023年2月に発売します。
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2022年9月6日時点、当社調べ。電子機器センサーの分野において。非接触で人の脈波を計測し、中枢神経(脳活動)と自律神経の状態を解析し、感情を推定する技術において
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非接触で高精度に人の脈波を計測し、独自のアルゴリズムにより「集中度」や「リラックス度」など、人の感情を推定し数値で見える化するバイタルセンサー
- [参考資料]2022年9月6日発表資料
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2022年11月1日現在、当社調べ。家庭用エアコンにおいて。室内にいる人の脈波を非接触で計測し、脈波から人の感情を推定し、空調によって気持ちの変化を促す技術において
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emotion conditioning technologyを略した当社造語
近年、身体的・精神的・社会的に満たされることを指す概念「ウェルビーイング(Well-being)」を実現する製品、サービスが注目されています。当社は生活者のウェルビーイング実現、そして浸透する新しい生活様式とその変化に対応するため、生活シーンごとの気持ちに合わせて空気を整える新しい空調が必要と考え、今回の新製品を開発しました。
当社は今回、新搭載のバイタルセンサー「エモコアイ」と従来の赤外線センサー「ムーブアイmirA.I.+」を組み合わせ、これまでの快適性と省エネ性の両立に加えて、気持ちに合わせて空気を整える空調を行う「エモコテック」を世界で初めて※3実現しました。室温や体感温度、気流などを自動調整し、くつろぎやすい室内環境に整えるなど快適性を向上します。また、居住空間の使用用途が多様化しており、リビングはくつろぐ場所だけでなく、在宅ワークをする場所としても利用されています。当社調査※5では在宅ワーク時にリビングで仕事をされている方が約6割でした。そのためリビングで集中する場面を想定し「フレッシュモード」を搭載。「フレッシュモード」を選択すると、「エモコアイ」がユーザーの集中度を推定し、最適な空調で集中しやすい室内環境を創出します。
省エネ性においては、2022年6月1日に施行された「2027年度を達成目標年度として策定した製造事業者等が目標年度に満たすべき省エネ基準※6」を満たしています。さらに、昨今の空気清浄ニーズに対応するため、新たに「換気ユニット(排気)」を別売部品としてラインアップし、室内の空気質改善に貢献します。
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調査対象者:一般男女998名、調査方法:インターネット、調査期間:2021年9月17日~9月22日
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https://www.meti.go.jp/press/2022/05/20220531003/20220531003.html