三菱電機株式会社は、電力の脱炭素化を目指すために2021年に国連主導で創設された国際イニシアティブ「24/7 Carbon Free Energy Compact※1(以下、24/7 CFE Compact)」に加盟しました。

「24/7 CFE Compact」は、24/7 Carbon Free Energy(以下、24/7 CFE)の実現・普及に向け、米国連邦政府、米国大手IT企業、エネルギー会社、投資会社・金融機関など、世界の130以上※2の組織が加盟しています。24/7 CFEとは、24時間・365日、1時間単位の電力消費量に合わせてカーボンフリー電力を100%供給する概念です。

当社は、24/7 CFE Compactが提示する基本方針※3に対応するソリューションとして、30分単位※4で電力の環境価値を管理し、企業の脱炭素化目標達成を支援する「マルチリージョンEMS」※5や、小売電気事業者のカーボンフリー電力プラン提供業務を支援する「BLEnDer® CN for Supplier」※6を日本国内で展開しています。カーボンフリー電力100%の達成には、再エネ電力の融通や蓄電池の運用が重要になることから、当社が保有する電力最適化の技術やソリューションの活用が期待できます。

今後、当社は24/7 CFE Compactの活動へ積極的に参画し、24/7 CFEの実現に必要な製品・システムの開発、ソリューション事業の展開や先進的な社会インフラの構築を通じて、カーボンニュートラルの実現に貢献してまいります。



  • ※1

    24/7 Carbon Free Energy Compact https://24-7cfe.com/

  • ※2

    2023年10月26日現在、当社調べ

  • ※3

    Time-matched procurement, Local procurement, Technology-inclusive, Enable New Generation, Maximize System Impactの5つ

  • ※4

    欧米などでは、一般に電力量を1時間単位で計測しているため、最小単位である「1時間」で管理することを「リアルタイム管理」と定義している一方、国内では30分単位で計測しているため、30分単位での管理としている

  • ※5

    2022年4月20日広報発表 https://www.MitsubishiElectric.co.jp/news/2022/pdf/0420.pdf

  • ※6

    2022年6月技報「カーボンニュートラルを目指したマルチリージョンEMS」 https://www.giho.MitsubishiElectric.co.jp/giho/pdf/2022/2206104.pdf

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三菱電機株式会社 電力・産業システム事業本部 エネルギー・システムソリューション事業部
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