三菱電機株式会社は、10Gbps/1Gbpsブロードバンドサービスを実現する「三菱10G-EPON※1システム」の新製品として、ケーブルテレビ事業者向けに、加入者宅に設置する端末装置※2「10G-EPON ONU」を2024年6月に、「GE-PON ONU」を2024年7月に発売します。
国内の固定系ブロードバンドサービスの契約数が、2023年12月末時点で4,659万※3に達する状況のなか、FTTH※4を展開するケーブルテレビ事業者は、既存の1Gbpsサービスに加え、10Gbpsサービスの提供を開始しています。また、昨今の在宅勤務やオンラインゲーム、4K/8K動画視聴等の普及に伴い、高速で大容量のブロードバンドサービスへの需要が高まっています。
当社が今回発売する「10G-EPON ONU」は、消費電力削減と小型化により利用者側のコスト低減と省スペース化に貢献します。さらに、外装筐体に再生材を適用することで、環境負荷の低減を実現しました。また「GE-PON ONU」では20km通信とUNIポート※5を1Gbpsの2ポートに対応することで、ケーブルテレビ事業者の10Gbps/1Gbpsブロードバンドサービスの向上と促進に貢献します。
なお、本製品は「ケーブル技術ショー2024」(7月18日~19日、於:東京国際フォーラム)に出展します。
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10Gigabit-Ethernet Passive Optical Network:光ファイバーによる高速10Gネットワーク技術
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光ファイバー通信網における加入者側の端末装置(ONU:Optical Network Unit)
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出典:総務省「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表(令和5年度第3四半期(12月末))」 https://www.soumu.go.jp/main_content/000936792.pdf
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光ファイバーを用いた戸建てユーザー向けの高速・高品質なネットワーク接続を提供する方式
(FTTH:Fiber To The Home) - ※5
ONUの加入者側の通信ポート(UNI:User Network Interface)
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