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Voices

2024.04.16

知られざる魅力が発信される仕掛けで地域を盛り上げる、中国支社の取り組み

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知られざる魅力が発信される仕掛けで地域を盛り上げる、中国支社の取り組み

三菱電機には全国に支社、支店、製作所など多くの活動拠点があり、それぞれの場所で様々な活動を行っている。そのひとつ、中国支社では、三菱電機がリリースしている、駅と街のガイドブックアプリ「ekinote(エキノート)」を活用し、広島電鉄と共同で実証実験に取り組んでいるという。この活動に携わる山本光奈海さんに話を聞いた。

日本全国、全ての鉄道駅と周辺の街の魅力をガイドする「ekinote」

中国支社の事業推進部に所属する山本さん

ー 中国支社では、広島電鉄様と共同で地域振興に向けた活動をされているそうですね。

山本:はい。駅と街のガイドブックアプリ「ekinote(エキノート)」を活用した実証実験を、広島電鉄様と共同で進めています。

ー 「ekinote」について詳しく教えて下さい。

山本:三菱電機が2022年3月にリリースした、日本全国の鉄道駅と周辺の街の魅力をガイドする無料アプリです。全国約9,100駅を起点とした、交通・観光・グルメ・ショッピング等の情報を閲覧できます。三菱電機全体で地域振興の輪を全国の企業・自治体との共創で広げながら、ekinoteの事業化に向けて取り組んでおり、その中で中国支社では、広島電鉄様とコンテンツの共同企画や情報発信を通じて広島の魅力向上に取り組んでいます。

ー 三菱電機社内でも、ユーザーとして「ekinote」を活用されている人が多いそうですね。

山本:私の先輩も、出張先や休日の街歩きの際のお供として個人的に使っているそうです。例えば出張で初めて訪れる土地だと、ちょっとした時間潰しをするお店を見つけるのに苦労したりしますよね。そんな時に、「ekinote」で駅周辺のカフェを探すそうです。さらに、駅に関する情報はほぼ網羅しているので、「ekinote」ひとつで宿泊場所や食事するお店も検索できる上、電車の時刻表もチェックできます。

ー 山本さんは、「ekinote」の取り組みにどのように関わっているのですか?

山本:私は、この取り組みをより多くの人に知ってもらうために、当社ホームページの地域情報ページへの掲載や、広島の地域イベントへの出展を通じたPR活動を行っています。一人でも多くの人にアプリをダウンロードし、アカウントをつくって頂くことが一番の目的ですが、まずはアプリ自体の認知度を高めていくことも大切だと感じています。

日本には、知られざる魅力がまだまだ眠っている

ー 山本さんは、どのような思いでこの業務に取り組まれていますか。

山本:「ekinote」は、家電やエレベーター、半導体といった従来の三菱電機の製品とは少し性質の異なるサービスなので、社内でも「三菱電機っぽくないよね」という人が結構いるんです。私自身は、「ekinote」はスマホにダウンロードして自分の好きな時にいつでも見られるので、当社の他のどの製品よりも身近に感じられるサービスだなと思って愛着を持っています。ですので、この魅力をもっとたくさんの人に活用していただけるよう、まずはこのアプリの認知を広めるべく、PR活動を行っていきたいと思っています。

ー 「ekinote」は、地域の課題解決にも役立てられそうですね。

山本:三菱電機の「ekinote」チームでは、行動指針として「ekinote パーパス」を掲げています。それは、「みんなで駅から街を盛り上げる、元気な日本社会を実現する」ということです。全国各地域のどこにでもそれぞれの魅力がありますが、それがまだまだ知られていないのではないか、ということを課題と捉えています。そこで、駅を起点にして、一般ユーザーの方をはじめ、企業や自治体、観光協会といった様々な方が気軽に情報発信して、地域の魅力を知ってもらい、魅力に気づいたり再発見したりする喜びを実感できる社会を実現していきたい、というのが「ekinote」の目的です。私は広島出身なので、特に広島を含む中国地方の魅力を全国の多くの人に向けて発信していきたいと考えています。

ー 広島の魅力発信に向けた取り組みの中では、どのようなことが課題になっているのですか。

山本:広島電鉄様とお話する中で、特に「観光促進」がキーワードになっています。広島には「原爆ドーム」と「厳島神社」という二つの世界遺産がありながら、都市がコンパクトであるがゆえに日帰りで観光できてしまうのです。今よりもっと滞在時間を延ばす、宿泊してもらう、という課題を解決するために、「ekinote」が役立つはずです。

ー 知られざる魅力を発信して、観光の目的を増やす、ということですね。

山本:そうですね。例えば、アメリカの「The New York Times」が2019年に発表した「52 Places to Go in 2019」では、“Setouchi Islands”(瀬戸内)が日本で唯一選出されています。同時期に世界の旅行市場に影響力を持つ複数の旅行雑誌でも、「世界で行くべき地域」に瀬戸内海を挙げていました。瀬戸内海の美しい景観が世界的にここまで注目されていることを、日本人は意外と知らないのではないでしょうか。こういった情報を「ekinote」で発信して、観光につなげていきたいと考えています。

ー 「ekinote」の取り組みの中で、苦労されていることはありますか?

山本:事業者様のアカウントを増やしていきたいのですが、デジタルツールに苦手意識を持たれていたり、人手不足で情報発信にまで手がまわらなかったりする事業者様がいらっしゃる点です。SNS感覚でどなたでも気軽に投稿できるシステムになってはいますが、やはり使ってみないと手軽さを実感していだたくのは難しい。まずはダウンロードし、閲覧していただき、そして「自分も投稿しよう」と思っていただけるよう、アプローチ方法を考えているところです。

ー これから先、この活動を通じてどのようなことを実現したいとお考えですか。また、それに対するご自身の意気込みを教えて下さい。

山本:「ekinote」は、一般ユーザー様や事業者様など、使う人によっていろいろな活用方法があるアプリです。地域の魅力を再発見したり、初めて行った土地の情報を得たりという形で「知る」ためのアプリでもあるし、自分が行った素敵な場所や、全国の人に知ってほしい地域の魅力を「発信する」こともできる。また、観光名所から飲食店、宿、鉄道の時刻表と扱っている情報の種類も豊富です。多様な側面を持っているアプリですので、私は様々な人に向けてこのアプリのPR活動を行なっています。そうした時に、今自分がお話ししている相手の人が何を求めていて、どんな伝え方をすればこのアプリの魅力を感じていただけるだろう、ということを常に考えていきたいと思っています。そして「ekinote」が広まって、たくさんの人に活用していただけるようになれば、地域が豊かになり、人々の出会いにもつながっていく。そういう意味で、社会に貢献できるアプリだと思っています。まずは広島から「ekinote」を盛り上げ、全国にも広めていきたいです。

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「ekinote\エキノート」は三菱電機株式会社の登録商標です。「App Store」はApple Inc.のサービスマークです。「iPhone」は米国およびその他の国で登録されたApple Inc.の商標です。「iPhone」の商標はアイホン株式会社のライセンスに基づき使用されています。「AndroidTM」「Google PlayおよびGoogle Playロゴ」はGoogle LLCの商標です。

掲載されている情報は、2024年2月時点のものです。

制作: Our Stories編集チーム

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