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2025.03.14
仕事をしながらアバターを育てる!?三菱電機が取り組む働き方「Fun Factory」に迫る
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ゲームで社会課題の解決に挑む。
三菱電機名古屋製作所では、製造現場にアバターや着せ替えなどのゲーム要素を取り入れた「Fun Factory」という取り組みが進んでいる。作業者と監督者がともにわくわくしながら働ける環境をつくり、エンゲージメントの向上を目指すこの取り組みが社会課題の解決にどのように貢献するかを探る。
「Fun Factory」の取り組みをはじめたきっかけは、ものづくり現場において近い将来、人材確保が難しくなるからと話すのは、オープンイノベーション推進部の安田さん。人材を安定的に確保し、長く働いてもらうためには、エンゲージメントの向上が必要と考えたのだ。また同部の柴田さんは、監督者が作業者の実績を容易に把握できるようにすることが、エンゲージメントの向上に不可欠だと認識していた。
「Fun Factory」の操作は個人スマホ上のアプリから行い、その設定が作業台の画面に反映される。各作業台に配置されたタブレット画面に作業者のアバターとレベル、生産台数とサイクルの情報が表示され、作業を達成することでレベルアップし、アバターの変更と着せ替えを楽しむことができる。
製造現場でアプリを使う新里さんは、仕事の成果が把握しやすくなり、働く楽しさが増したという。監督者の稲垣さんも、作業者のスキルが可視化されることで適切な人員配置が可能になっただけでなく、アプリの活用が現場のコミュニケーション活性化につながり、楽しく仕事をする一助になっていると話す。
今後の展開は、まず名古屋地区の他工場への導入を進め、エンゲージメントの向上を目指す。そしてさらに社内外で実証実験を行い、課題を明確化し対策を講じながら、事業化も進めていきたいと安田さんは語る。
「Fun Factory」の広がりにより、ものづくり現場でのエンゲージメントはさらに向上し、社会課題である人材確保への取り組みはますます進んでいく。
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INTERVIEWEE
三菱電機 名古屋製作所
オープンイノベーション推進部柴田 実香2022年度入社。2024年から新規事業部門のオープンイノベーション推部に異動し、FAと異業種を組み合わせた事業創出や名古屋地区のイノベーション環境構築に取り組んでいる。趣味はパンづくりで、休日には世界各地のレシピを自宅で再現する達成感を味わい、小麦の香りに癒されている。
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INTERVIEWEE
三菱電機 名古屋製作所
オープンイノベーション推進部安田 頼正2003年入社。サーボシステムの企画・設計と海外拡販支援のための駐在を経て、2023年に新規事業部門に異動。多くのアプリケーションや市場の情報を活用し、新規事業創出の活動を推進中。自宅では愛犬に癒されながらアイデア検討しているため、ペットや愛犬家にやさしい新規事業も密かに検討中(?)。
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INTERVIEWEE
三菱電機 名古屋製作所
サーボモータ製造部新里 悠人2022年入社。サーボモータ製造部で小容量のモーター製造に2年間携わり、24年4月から中容量のモーターの製造現場へ異動、現在に至る。自職場の生産性向上の為、小集団活動などに積極的に参加し日々改善活動を行っている。趣味はサウナで、休日や悩み事がある時はサウナに入りながら考えをめぐらせている。
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INTERVIEWEE
三菱電機 名古屋製作所
サーボモータ製造部稲垣 達雄2011年入社しサーボモータ製造部に配属。2023年からは班長として現場の生産性・品質向上を推進している。趣味は、読書(特に漫画)と料理で、週末は家の料理当番を努めて、最近は、子供と一緒にご飯を作る時間が楽しみであり、ストレス発散にもなっている。
※掲載されている情報は、2025年1月時点のものです。
制作: Our Stories編集チーム