経験者採用

「ものづくり」＋「社会貢献度の高さ」を条件に転職活動を開始

藤枝子どもの頃から手を動かして「ものづくり」をすることが好きだったので、大学時代は演劇団体に携わり、大道具の役割を担当。毎日のように作業場に通い、舞台があるときは、100人を超える作業員と1日がかりで設営を行っていました。大変なこともありましたが、貴重な体験をすることができました。当時から将来は社会インフラに関わる仕事に就きたいと考えており、卒業後は鉄道の信号機を製造するメーカーに就職しました。この会社では品質保証部門に配属され、製品試験などを担当。電気・機械の知識がほとんどない中でのスタートでしたが、とにかく「なんでも吸収しよう！」という意気込みで頑張っていました。
自分の中で転機が訪れたのは、入社から3年ほどたち、一通りの業務を経験した頃です。将来のキャリアをイメージしたときに、「もっとたくさんのスペシャリストが集まる会社で、スケールの大きなものづくりに携わりたい」という気持ちが大きくなってきたのです。そして、大好きなものづくりの世界で、より社会貢献度が高いと感じられる製品に携われることを条件として転職活動をした結果、三菱電機の鎌倉製作所に出会いました。

文系出身の強みを評価され、それを仕事に活かしていける環境

藤枝三菱電機といえば、私も昔から知っていた大企業。面接の際、社員の方々の親身で丁寧な対応に感銘を受けました。このような温かい対応により、三菱電機への好印象が深まり、さらには防衛や宇宙といった特殊な事業への興味を深めるきっかけとなりました。特に、他では経験できないスケール感のある仕事に携われることに大きな魅力を感じました。
ただ、私は文系出身のため、技術職としてやっていけるだろうか ── という不安はありました。実際に働いてみて感じたのは、たしかに理系の数学や物理の知識が強みにはなるものの、文系ならではの知識やスキルも活かせるということです。以前、上司から「藤枝さんは仕事の全体像を捉え、物語のようにストーリー立てて考えることができる。それは文系出身ならではの強みだと思いますよ」と言われ、大きな自信になりました。ですから、理系・文系を問わず、興味とやる気のある方にはぜひチャレンジしていただきたいと思います。

「ものづくりに携わっている」という実感がやりがいに

藤枝現在、私が所属している品質管理部門では、主に防衛製品に対する試験やアフターサービスを行っています。品質管理というと、パソコン作業が中心だと思われがちですが、製作所内のあちらこちらへ足を運んで製品と直接向き合いながら働くことが多く、頭と体を動かしながら取り組むダイナミックな仕事が中心です。昔からものづくりが大好きでしたので、今でも現場で大きな製品を目の前にするとワクワクしてしまいます（笑）。
仕事を通じてやりがいを感じるのは、やはり「ものづくりに携わっている」と実感できる瞬間です。1枚の基板から徐々に組み上げられ、最終的に製品としてカタチになっていく過程を見ていると、その裏側にある知恵や努力、使い手への想いなどが感じられて試験にもグッと力が入ります。また、経験が浅いながらも、身につけた知識を駆使して課題をクリアできたときなどに、日々の努力の成果や成長を実感し、それが仕事のモチベーションにつながっています。

この会社は、この先ももっと多くのことを実現できるはず

藤枝私の強みを評価してくださる上司、やさしく仕事を教えてくれる先輩方、そして他では味わえないようなダイナミックな仕事 ── あらためて三菱電機に転職してよかったと感じています。聞けばなんでも教えてくれる頼もしい技術者ばかりですし、設備の充実度も素晴らしいです。だからこそ、「この会社は、この先ももっと多くのことを実現できるはず」と未来への期待に胸が膨らみます。
また、ワークライフバランスの面でも三菱電機のメリットを実感しています。休日は前職に比べて年間20日ほど増えました。とてもありがたい環境だと感じています。

知識量や経験値だけでなく「人としての強さ」を大切に

藤枝これからの目標は、物事を俯瞰ふかんして冷静に判断できるようになることです。品質管理の業務を行う上で、不具合対応は避けて通れません。トラブルが発生した際に慌てることなく、正確かつ真摯しんしに対応できる技術者を目指していきたいと考えています。
そのためには、知識量や経験値だけでなく、さまざまな面で「人としての強さ」が問われると思います。仕事はもちろん、趣味の時間なども大切にしながら、しなやかな心と健やかな体を保ち、これからも日々精進していきたいですね。