

“暮らし”の確固たる土台のために一人ひとりの力を引き出す
「プラント建設統括部」は、三菱電機のプラント※建設工事を横断的に統括するスペシャリスト集団であり、上下水道・道路・河川の電気設備や鉄道設備、ビル管理システムやスタジアム向け大型映像装置といった生活に欠かせない大規模な設備に携わり、暮らしに直結したインフラを支えています。社内外の関係者と調整を行いながら工事の現場を取り仕切る林田陵佑に、業務の魅力、やりがいについて語ってもらいました。
※プラント:工場設備や生産設備一式
- 2017年4月入社
- 2017年4月~
2021年6月社会システム事業本部 プラント建設統括部 本社プラント建設部 広域圏公共建設課配属。主に神奈川県内を中心とした下水処理施設向け電気設備工事の施工計画、施工管理業務に従事。 - 2021年6月~
2021年10月社会システム事業本部 プラント建設統括部 本社プラント建設部 施設交通建設課に異動。主に商業ビル向け電気設備工事の施工計画業務に従事。 - 2021年11月~
現在社会システム事業本部 プラント建設統括部 本社プラント建設部(2022年4月1日職制変更)。主に大型映像装置更新工事の現場代理人として施工管理業務に従事。
各事業の本部としての役割に加えて、三菱電機グループ全般にわたる管理業務の拠点でもある東京本社。その一角に「プラント建設統括部」はあります。上下水道・高速道路の監視制御システムやデジタルサイネージなど、大規模なインフラ設備の建設現場を統括するリーダーの業務とは——。
林田「プラント建設統括部の現場は年単位で動く案件も多くあり、客先や施主はもちろんのこと、社内の営業部門や工事部門、協力会社等、多くの関係者により工事が遂行されます。現場の統括にあたっては、着工前からそれら多くの関係者と念入りに打合せを実施し、それぞれの意向をくんで、認識をすり合わせるよう心掛けています。また、工事計画の立案も私の仕事のひとつ。工事で扱う機器の中には、重量が数十トンに及ぶものや、数千本もの複雑な配線が必要なものも。設置する場所の条件を考慮しながらプランを組立て、現場に臨みます」
社会を支えるインフラの建設に関わる、大規模なプロジェクト。工期中に生じるさまざまな事態に対応しながら、工事に関わる数百人以上のスタッフの一人ひとりが力を発揮できるよう、常に細部にまで気を配っていると言います。
林田「事前の計画に基づき日々工事を遂行していますが、天候等により臨機応変な対応が求められることもあります。雨天での取付が行えない装置など、天候次第で作業内容が変動するケースも。また、作業員に対する体調面でのフォローも大切です。炎天下の作業には熱中症のリスクが生じるほか、大型映像装置の設置工事などでは、10メートル以上の高所での取付も日常茶飯事。一人ひとりが安全に、心地よく働ける現場を目指しています。細部まで気が抜けない立場にありますが、設置や更新に携わった装置が運用されている様子を実際に見ると、やり切った実感がわいてきます」
やり遂げたときの喜びが大きいのは、思い通りにいかない、予定外の要素があるから。大人数が関わっているからこそ、案件を進める中で生じた問題一つひとつに対して、丁寧に取組むよう意識していると、林田は熱を持って話します。
林田「問題がひとつでも、関係者それぞれの立場によって最適な選択肢は異なります。どの案件に対しても、全員が望む結果にたどり着くためにはどうすべきか、一歩一歩着実に進めてきました。入社6年目となった今では、下水処理場などの水処理環境プラントから商業ビルの電源設備、スタジアムの大型映像装置など、担当する現場も多岐にわたります。将来の目標は、先輩方のように、複数の現場を任される存在。担当する案件がさらに大規模になっても、コミュニケーションを大切にしながら工程を進め、完成まで導きたいです」
関係各所と念入りなすり合わせを行い、丁寧な仕事ぶりで数々の工事を進めてきた林田。
コミュニケーションを通して一人ひとりの力を引き出し、危機を乗り越えた先に、大きなゴールがある。林田の活躍が、多くの人の日常生活の基盤となっています。
わたしたちの三菱電機オノマトペ
年単位で何百もの人が関わる案件もあるため、ひとつのミスが影響する範囲も甚大。
不安要素をそのままにせず、一つひとつの工程を丁寧に、落ち着いてこなしています。

※記事、所属・役職及び写真は取材当時のものです。
学生時代はサッカーに熱中していました。
現在の趣味はサッカー観戦で、日本代表の試合当日は定時で帰宅するのがポリシーです!