経理のアイデアで、コストの限界を超えていく。ものづくりの現場で輝く、三菱電機の原価管理三菱電機の原価管理

「冷やす」、「暖める」といったテクノロジーを極め、主にビルや工場で使われる空調機や冷凍機の製造をリードする「冷熱システム製作所」。お客様や市場のニーズに応えるものづくりを、財務・会計・税務の面で支えているのが経理部門です。その最前線で活躍する野下友里に、経理業務のやりがいや魅力を語ってもらいました。

野下 友里の写真

リビング・デジタルメディア事業本部
冷熱システム製作所 経理部

野下 友里-Yuri Noshita-

学生時代はバックパッカーとして20カ国以上を旅した国際派。
将来は、海外拠点への勤務も視野に入れながらキャリアを重ねています!

  • 2017年4月入社
  • 2017年4月~
    2021年3月
    関西支社 経理部 会計課。固定資産・リース資産管理、税務申告、監査、 FAシステム事業本部や営業本部の予算管理に従事。
  • 2021年4月~
    現在
    リビング・デジタルメディア事業本部 冷熱システム製作所 経理部。チラー事業の原価担当・損益管理を担当。

和歌山にある「冷熱システム製作所」は、ビルや工場で使われる「空調機」や「冷凍機」を製造し、世界中へ出荷している拠点。製品の開発から設計・製造、輸送までを担っています。経理部門は、財務・会計・税務のスペシャリスト。製品にかかるあらゆるコストを算出し、管理しています。ものづくりを支える最前線の経理業務。その特徴とは——。

野下「経理のお仕事と聞くと、会食費や物品の購入費などを管理する業務を連想する方が多いかもしれませんが、製作所の経理業務は、三菱電機のものづくりに直結する業務です。財務や会計の専門知識を活かして、特にコスト管理の面からものづくりを支えています。例えば、原材料の調達にかける費用が変われば、搭載できる部品や機能も変わります。コストと市場ニーズの理想的なバランスを目指して、開発や設計から参加することもあります」

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設計部門や営業部門と連携するだけではなく、さらに広い視点から、より良いものづくりを目指す野下。部門や職階を超えて意見を伝え、フラットな立場で協議できる環境だからこそ、感じられるやりがいがあると言います。

野下「抑えるコストは、原材料か輸送費か…。競合他社に対して優位性を発揮するためには、どの製品を製造し利益をどのように確保すべきかを考えます。時には、製造現場に行って実物を確認することもありますよ。製造や設計部門のリーダーや経営陣への提言は緊張しますが、経理の専門知識を持つスペシャリストとして見ていただけていることを実感できます。世代を問わずスキルを頼っていただけることは、やりがいにもなっていますね」

ものづくりを通じて強くなっていく、部門を超えた人間関係。経理としての社員とのコミュニケーション。製作所の経理部門のお仕事は、さまざまな魅力に満ちていると、野下は語ります。

野下「経理のスペシャリストとして、製造、技術のスペシャリストの皆さんと、チーム一丸になっていることを実感できることに大きな魅力を感じます。一方で、製造に関わることだけではなく、財務や税務について社員の皆さんにお伝えすることも、大切な業務。消費税率が10%になった際に、改正の概要や経過措置などについて説明会を開催したのですが、皆さんから『わかりやすかった』と言ってもらえてうれしかったことを覚えています。また、経理の仕事の成果は利益などの数字になるため、成長を実感できることも醍醐味のひとつ。計画に沿った実績を出せたときには、確かな手応えを感じます」

関西支社の経理部門に勤務していたとき、半年に一度のペースで、上司にキャリアプランを相談していたという野下。製作所への転勤も、ものづくりの現場でスキルを磨きたいというご本人の希望をくんで決定したとのことでした。高度な原価管理で、価格は価値になる。野下の活躍が、三菱電機のプロダクトを支えています。

わたしたちの​三菱電機オノマトペ

失敗を恐れず積極的に、能動的にどんどんチャレンジ! 経理部長からいただいた「船長のように仕事を引っ張る存在に」「経理部門の役割は将来への案内人」という言葉を胸に、日々頑張っています。

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記事、所属・役職及び写真は取材当時のものです。