ロボットの力で世界に笑顔を増やしたい
三菱電機の最先端技術の研究開発拠点である「先端技術総合研究所」。パワーエレクトロニクス、メカトロニクス、環境、デバイス、エネルギー、システムなど、三菱電機の幅広い事業分野のコア技術・最先端技術の研究開発を行っています。ロボットを通じた社会貢献を目指し、日々まい進する山口智香に、業務のやりがいや魅力について聞きました。
※発電機事業は2024年4月1日をもって三菱ジェネレーターに事業移管されました。詳しくはこちら。
先端技術総合研究所 ロボティクス技術部
山口 智香-Tomoka Yamaguchi-
- 2020年4月入社
- 2020年4月~
2022年3月開発本部 先端技術総合研究所に配属。エレベーターに関する研究開発に従事。 - 2022年4月~
現在研究所内で部署異動。ロボットの自律移動に関する研究開発に従事。
「先端技術総合研究所」では、基礎研究から次世代製品・サービスの研究開発まで、幅広い新技術開発を推進するとともに、社会課題解決のためのソリューション開発にも取組んでいます。山口の担当は、ロボットの自律移動に関する応用的な研究。三菱電機の技術の最先端をリードする研究開発、その業務にかける思いとは——。
山口「学生時代から、機械の力で人の生活を豊かにしたいと考えていた私にとって、先端技術総合研究所はぴったりの場所でした。一歩先の未来を目指す研究は、大きなやりがいとなっています。少子高齢化による人手不足などを受け、ロボットへの期待が社会的に高まっている今、ロボットにできることを一つひとつ増やし、研究を通してニーズに応えたいです」
所属する部署は、数年前に発足した部署。発電機の点検に用いるロボットやドローンなど、三菱電機の各部門で導入されている機械とその運用結果をもとに、発展的な研究を進めています。新規性の高い分野のため、予想通りに進まない場合もあると言います。
山口「計算上問題がなくても、実証実験では思い通りの結果にならない場合もあります。結果から原因を分析してさらに実験と、何度も試行錯誤を重ねる毎日です。同僚と話した何気ない会話が、実験成功の糸口になることも。先輩方の意見も参考に、視野を広く持つよう意識しながら、研究を進めています。ひと筋縄ではいかないことも多いですが、想定通りの結果が得られると、大きな喜びを感じます」
多角的な視点から結果を分析し、ひとつのゴールを目指す毎日。電気・機械からシステム技術まで、ハード・ソフト両方の分野を扱う先端技術総合研究所だからこそできる研究を進めたいと、山口は話します。
山口「人の力だけではできなかったことを私が開発したロボットで解決し、社会の発展に貢献するのが最終目標です。そのためにはまず、幅広い見識を持つこと。さまざまな分野に活かせる研究を目指し、ハードとソフト、それぞれの視点から分析を進めています。研究所の先輩方は、経歴も専門分野も十人十色。各領域に精通した方に、気になる点があればすぐ質問できる環境で、先輩方を手本としながら成長していきたいです」
同僚の研究内容にも興味を持っている山口。業務上で関わらない社員とも主体的にコミュニケーションを取るよう心掛けているそうです。研究の価値は、幅広い分野に応用することで、何倍にも大きくなる。山口の熱意が、三菱電機の明日をつくっています。
わたしたちの三菱電機オノマトペ
周囲の人も含めて気持ち良く働ける環境を目指して、笑顔を心掛けています。
和気あいあいとした雰囲気で研究を円滑に進め、社会の「にこにこ」に貢献したいです。
※記事、所属・役職及び写真は取材当時のものです。
同期仲が良く、休日はよく遊びに行きます。
先輩後輩ともさらに仲を深めるのが目標!