IPM V1シリーズ

大容量IPM

IPM(Intelligent Power Module)は、IGBTチップの性能をより引き出すため専用の駆動回路を搭載し、自己保護(短絡、制御電源電圧低下、過熱)機能などを専用IC化した高機能モジュールです。近年、エネルギーを効率的に利用する観点から、一般産業機器のモーター駆動・制御には、負荷状態に合わせて電源周波数を可変するインバーターが多く用いられています。インバーターの出力段には、高速にスイッチングするパワー半導体モジュールとして駆動回路と保護回路を内蔵したIPM が広く使用されております。V1シリーズIPMは800Aまでの電流定格をラインアップしておりインバータ機器の低損失化・大容量化・小型化に貢献します。

特長

  • CSTBT™※1構造を採用したIGBTにより電力損失を低減し、インバーター機器の低消費電力化に貢献
  • 最大定格800A(600V耐圧)、450A(1200V耐圧)までラインアップし、インバーター機器の大容量化に貢献
  • 小型パッケージでインバーター機器の小型化に貢献
  • ※1:キャリア蓄積効果を利用した当社独自のIGBT

主な用途

  • モーションコントロール
  • 再生可能エネルギー
  • 電源・UPS

IPMご使用のメリット

ラインアップ

V1シリーズ
IC (A)結線形名外形サイズ外形写真
VCES=600VVCES=1200V
200-
70 × 120 mm
300-
400-
450-
600-
800-
90 × 120 mm

ドキュメント

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FAQ

よくある質問に対する回答を掲載しています。