先進光学衛星(ALOS-3)
先進光学衛星は、高性能な光学センサーの搭載による効率的な観測により「大規模災害時の緊急観測 」「全世界ベースマップ作成の期間短縮」「陸域・港湾などの監視強化」などに貢献します。
また、当社がJAXAから受注して開発・製造した「だいち2号」(2014年5月打ち上げ)との連携による、衛星データのさらなる利用拡大が期待されています。
納入先 | 宇宙航空研究開発機構 |
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打ち上げ時期 | 2023年3月7日打ち上げ ※「だいち3号」を搭載した「H3ロケット試験機1号機」の第2段エンジンが着火しなかったことにより、衛星は軌道投入にいたりませんでした。 |
打ち上げロケット | H3ロケット |
打ち上げ場所 | 種子島宇宙センター |
軌道 | 太陽同期準回帰軌道 |
質量 | 3トン以下(打ち上げ時) |
電力 | ー |
設計寿命 | 7年 |
当社担当 | プライムコントラクター |
高性能光学センサーで広範囲を高画質で撮影し、幅広いニーズに対応
- 世界最大70kmの観測幅により観測面積を最大で28万km2(富士山(裾野面積)約230個分に相当)確保し、短時間で多くの情報を入手可能。
- サブメートル級0.8mの地上分解能※1により高画質化を実現し、観測対象の迅速かつ的確な状況把握を支援。
※1: | 衛星に搭載されたセンサーが、地上の物体を識別できる能力。 |
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国産の高機能衛星システムで、狙った場所を短い時間で正確に観測可能
- 衛星の姿勢を制御する大角度ポインティング技術の採用により、広範囲の撮像機会を得ることで、観測要求への高い即応性に貢献。
- 超高層大気の影響を受ける衛星の姿勢を高精度に制御し、観測対象をぶれなく正確に撮影。
- 衛星観測画像を世界最高速度1.6Gbps以上※2で地上に伝送でき、衛星運用事業者の円滑な運用を支援。
※2: | 2016年3月31日現在。当社調べ。 |
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