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世界最高性能を誇る光学赤外望遠鏡「すばる」。場所は大型望遠鏡のメッカであるハワイ島マウナケア山頂。21世紀の天文分野を確実にリードする「すばる」を三菱電機の総合力により実現しました。 |
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望遠鏡の光学性能はどれだけ細かいものが見えるかという「分解能」と、いかに多くの光を集めるかという「集光力」で決まります。この性能に大きくかかわるのが望遠鏡全体の光学設計と、主鏡の精度。「すばる」は従来の4mクラスの大型望遠鏡の十倍の感度があり、東京から約百キロ離れた富士山頂のテニスボールを見分けることが出来るほどです。百億光年以上はなれた原始銀河や原始星の観測による宇宙の起源の解明が期待されます。 |
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望遠鏡が画像を捉えていく中で、いかに歪みのない像を捉えるかは大きな課題の一つです。歪みを引き起こす原因となる大気のゆらぎを楕円柱ドームによる画期的な温度制御方法により従来の球形ドームと比較し大幅に削減しました。 |
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「すばる」は有効口径8.2m、厚さ20cmの一枚鏡を様々な角度に傾けながら集光を行います。その望遠鏡の心臓部である主鏡がたわまないよう絶えず適切な鏡面を保つ為、261個のアクチュエータで主鏡をコントロールします。 |
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