基準一次エネルギー
消費量比で57%低減。
ZEB Readyを達成!
株式会社よねき様
サービス付き高齢者向け住宅
「YONEKIプレミアム」
介護付き有料老人ホームの運営、訪問介護、居宅介護支援などを通じて地域の方々のすこやかな暮らしを支える株式会社よねき様。2019年4月に設立したサービス付き高齢者向け住宅「YONEKIプレミアム」において、基準一次エネルギー消費量比57%低減のZEB Readyを山形県で初めて達成されました。
ZEB Readyの詳しい情報はこちらサービス付き高齢者向け住宅「YONEKIプレミアム」への導入実績詳細はこちら(PDF)(出典:一般社団法人環境共創イニシアチブ)
三菱電機は、ZEBプランナーとして本施設の建設を設計段階からサポートし、ZEB化に貢献する設備・システムを導入いたしました。今後は、エネルギーマネジメントを通じ、より良い環境の実現に貢献していきます。
ZEB導入の背景
2019年春に新しい介護施設をオープンするにあたり、「これまでの介護の常識にとらわれず、入居者、職員、地域の方々皆が笑顔になれるプレミアムな施設。」を作ることを決意された株式会社よねきの米田社長。
「ZEBを知ったきっかけは、大阪で参加した介護事業者向けの展示会でした。ZEBにすれば、運営時のエネルギーコストが削減できるだけでなく、補助金※も出る。施設の運営コストを削減できたら、その分職員や地域へより多くを還元できる。まさに理想としていた形であり、ぜひZEB化にチャレンジしたいと考えました。」
※経産省の「平成30年度 ネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)実証事業」に採択されました。
三菱電機を採用した理由
「米田社長から、ZEB化を検討したいという相談をいただき、すぐに山形県で対応してくれるZEBプランナーを探しました。」と話すのは、設計を担当された株式会社福蔵の我妻社長。
「寒冷地である山形県で本当にZEBを達成できるのか、当初は不安に思っていました。他社が『難しい』という反応を示す中で、三菱電機だけが『難しいですが、出来るはず。お客様が一番メリットを享受できる形を目指して、最善を尽くします。』という前向きな反応。その言葉どおり、何度も設備選定や省エネ計算を繰り返してくれるなど、真摯な姿勢で向き合ってくれました。」
「担当者の熱意に心を打たれ、三菱電機とともにZEBの実現に向けて取り組むことを決意しました。」
導入した設備・システム
※当社ブランド太陽光発電システムは2020年3月31日をもって販売を終了いたしました。
ZEB導入後の評価
おしゃれな外観、アロマの香りが漂う明るいエントランス、上質で洗練されたインテリア。また、週休3日制の導入や、企業主導型保育園の併設等により、米田社長の狙い通り、これまでの介護施設のイメージをまさに根底から覆した「YONEKIプレミアム」。
“山形県初のZEB建築物”という新聞報道もあり、オープン前から大変話題になっていたとのこと。
「入居からまだ2か月(取材時)なので、数値面での導入効果は検証段階ですが、エアコンなどの機器が自動制御されているので、温度調整や照明のオンオフ等を省ける点が職員に大変好評です。」「省エネのために我慢をする必要もなく、入居者様はもちろん、職員も快適に過ごすことが出来ています。」
「ZEBは建てて終わりというものではなく、実際に運用する中でさらに省エネを目指していくもの。これからも入居者様や大切な職員、地域の方へ少しでも還元できるよう、エネルギーコストの削減を目指すとともに、 ZEBの普及拡大にも貢献していけたらと考えています。」
サービス付き高齢者向け住宅「YONEKIプレミアム」
施設概要
- 所在地
- :山形県山形市
- 敷地面積
- :2,207.38m²
- 延床面積
- :2,099.21m²
- 建築面積
- :1,097.89m²
- 建物構造
- :木造2階建て
導入効果・実績
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基準一次エネルギーから57%を削減し、ZEB Readyを達成
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寒冷地でも大幅な省エネを実現