基準一次エネルギー
消費量比で60%低減。
ZEB Readyを達成!
株式会社宝輪様
HOWAビル津中央
三重県を中心に、運送業や不動産賃貸事業など、幅広い事業展開で躍進を続けられる株式会社宝輪様。
この度、テナントビルとして所有する「HOWAビル津中央」において、全国に先駆けて既設テナントビルでのZEB化を達成されました。
また、同社では主要拠点である「津営業所」においても改修でのZEB化に取り組み、三重県初のNearly ZEBを達成されています。
HOWAビル津中央への導入実績詳細はこちら(PDF)(出典:一般社団法人環境共創イニシアチブ)
三菱電機は、ZEBプランナーとしてZEB化に貢献する設備・システムを導入。三菱電機ビルテクノサービスと連携し、前例の少ない既設テナントビルのZEB化をスムーズに実現しました。
今後も、運用面においてビルの更なる省エネ実現に向けた取組みをサポートします。
※所属は取材当時のものです。
ZEB導入の背景
「きっかけは、空調設備の更新でした。」
テナントビルとして所有される「HOWAビル津中央」の空調設備の更新について、同ビルの設備保守を担当していた三菱電機ビルテクノサービスに相談された株式会社宝輪様。
「せっかくなので、不動産価値の向上にもつながるZEBの導入を検討してみませんか?」
担当者のその言葉を契機に、ZEB化の検討に着手されたとのこと。
「ZEBにすることで、ビルの環境が非常に快適になるだけでなく、電気代も大幅に削減できるという点が非常に魅力的だと感じたこと、また、テナントビルの改修でのZEB化は非常に難しく、前例が少ないということもお聞きし、ぜひ当社で実現したいという思いから、ZEBの導入を決意いたしました。」
既設ビルZEB化のポイント
改修前のビルの状況を見極めた適切な設備選定
新築と異なり、断熱や設備の設置スペースに制約があることの多い既設ビルをZEB化するにあたっては、改修前のビルの状況を的確に見極め、お客様の目指す省エネ率の達成に必要と判断した設備を更新することが重要です。
今回も、現地調査の結果、既存設備のうちまだ使用できるものや、十分な省エネ性能を有していると判断した設備については、そのまま活用しています。
テナント入居者様に負担をかけない工期の設定/円滑な工事の進行
また、テナントビルの改修において、ビルオーナー様が懸念されるのが工事によって発生するテナント入居者様のご負担です。
今回は、三菱電機ビルテクノサービスが中心となり、宝輪様、ビル管理会社様と練り上げた 「工程管理表」に沿って、複数の施工を一気に実施しました。これにより、テナント入居者様のご負担を最小限に抑えながら、短期間でZEB化を達成することができました。
ZEB導入後の評価
「ZEBのメリットは“快適性”と“省エネ”を同時に実現できる点だと感じています。入居者様からもお褒めの言葉をいただいています。」
「“ZEB見える化画面”やBELSによって、ビルの省エネ効果が目に見える点も良いですね。また、光熱費も昨年同時期に比べて約5割削減できています。テナント入居者様に喜んでいただけるビルになったことを嬉しく思っています。」と蕪竹社長。
同時期にZEB化に取り組んだ「津営業所」についても、三重県初のNearly ZEBということもあり、とても反響が大きいということ。
「これからも、ZEBリーディングオーナーの1社として、三菱電機、三菱電機ビルテクノサービスと連携しながら、更なる省エネだけでなく、ZEBの普及拡大に貢献していきたいと思います。」
※所属は取材当時のものです。
導入効果・実績
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既設テナントビルの改修で、基準一次エネルギーから60%を削減し、ZEB Readyを達成
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テナント入居者様に負担を強いることなく、「快適」で「省エネ」なビルを実現