ニュースリリース

掲載のデータは発表当時のものです。価格・仕様について変更する場合もございます。

2011年4月26日
半導体No.1106

小型・低消費電力を実現した光受信モジュール

40Gbps DQPSK用クワッドPDモジュール発売のお知らせ

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 三菱電機株式会社は、大都市間の長距離大容量通信に用いる光受信モジュールの新製品として、DQPSK※1方式の受信に必要な素子をワンパッケージに集積することにより、小型・低消費電力を実現した40Gbps※2のクワッドPDモジュール1機種を6月1日に発売します。

※1 DQPSK(Differential Quadrature Phase Shift Keying):差動四相位相偏移変調。

ファイバー分散耐性、雑音付加耐性が高いなどの優れた伝送特性を有する。

※2 Gbps(Giga-bits per seconds):1秒間に10億個のデジタル符号を伝送できる通信レートの単位

新製品の特長

1. 小型・低消費電力を実現
・ DQPSK方式の受信に必要な素子を11.0×14.9×6.7mmの小型パッケージに集積
 (1)光信号を電流信号に変換する4つのフォトダイオード(PD)を搭載
 (2)電流信号を電圧信号に変換するトランスインピーダンスアンプを搭載
・ 標準値0.6W※3の世界トップレベルの低消費電力
・ PDバイアス電圧とトランスインピーダンスアンプ供給電圧は3.3Vで単一電源・電圧駆動
※3: 電源電圧3.3V、温度25℃(室温)
2. 安定した伝送品質を確保
・ 新開発の表面入射型PD素子の採用で、偏波依存損失0.1dB以下の安定した受光感度を維持
・ 数千km伝送後の光雑音が多い条件※4でもQ値※5は14.9dB※6で高い光信号品質を確保
※4: 光信号雑音比(OSNR)=20dB/0.1nm
※5: Quality factor:光信号の品質を表す値。高いほど誤り率が少なく品質が高い
※6: ビットレート43Gbps
3. C帯〜L帯(受光波長1520〜1610nm)をカバーする広い受光波長範囲
・ 1つのモジュールでC帯からL帯(受光波長1520〜1610nm)までカバー

発売の概要

製品名 形名 サンプル価格
(税抜き)
サンプル
出荷開始日
月産数
40Gbps DQPSK用
クワッドPDモジュール
FU-387SPP 300,000円 6月1日 500台
お問い合わせ先
三菱電機株式会社 半導体・デバイス第二事業部 高周波光デバイス営業第ニ部

TEL: (03)3218-4880 FAX: (03)3218-4862

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