三菱電機株式会社は、生産ラインの構築に必要なサーボや数値制御装置(NC)などの駆動制御機器を製造・販売する新会社を中国に設立しますのでお知らせします。
新会社は2012年12月に稼働を開始し、2015年度に売上高300億円を目指します。
中国のFA市場動向と新会社設立の狙い
中国は世界の工場として年々その生産量を拡大しており、業種を問わず堅調な設備投資が続いています。特にスマートフォンやタブレットPCなどの携帯情報端末の中国での受託生産は今後も伸び続けると予想され、生産ラインの能力増強とともに、昨今の労働力不足と賃金高騰を反映して自動化投資が急速に進行しています。
当社は、1994年大連に配線用遮断器を製造する三菱電機大連機器有限公司を設立し、1999年には放電加工機とインバーターの中国生産も始めました。2002年には上海に販売拠点として菱電自動化(上海)有限公司(現、「三菱電機自動化(中国)有限公司」)を設立し、中国市場でのFA事業を拡大してきました。
今回設立する新会社は、FA市場においても「世界の市場」となった中国国内での需要、特にサーボや数値制御装置(NC)をはじめとする駆動制御機器需要の拡大に対し、消費地生産体制を構築することにより、さらなる規模拡大と市場シェア拡大を図ります。
新会社の概要
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