三菱電機株式会社は、中国国営の大手企業「第一汽車集団」傘下の「啓明信息技術股份有限公司」とカーマルチメディア製品の開発・設計・製造・販売会社設立に関する合弁契約を6月16日に締結しましたので、お知らせします。
合弁会社設立の狙い
2010年に世界最大の自動車販売市場となった中国では、需要が沿岸部から内陸部へと拡大しており、今後、販売台数はさらに増加していくと見込まれます。
当社は、成長著しい中国を自動車機器事業の重点市場と位置づけ、生産規模の拡大を図ってまいりました。
当社は啓明信息技術股份有限公司と、2004年から中国におけるカーマルチメディア製品のソフトウェアの開発で協業体制を組んできましたが、今般、同社と合弁会社を設立することで、現地開発力を一層向上させるとともに、カーマルチメディア製品の製造・販売を強化します。
市場の要求に、より迅速に対応することにより、第一汽車グループ向けを中心に中国におけるカーマルチメディア事業の拡大を図ります。
合弁会社の概要
1.社名 | 長春啓明菱電車載電子有限公司 (仮称) |
2.所在地 | 中華人民共和国 吉林省 長春市 |
3.資本金 | 17,500万人民元(約22.4億円) |
4.出資比率 | 啓明信息技術股份有限公司51% 三菱電機株式会社33% 三菱電機(中国)有限公司10% 株式会社コシダテック 6% |
5.設立予定時期 | 2011年8月 |
6.営業開始予定時期 | 2012年1月 |
7.事業内容 | カーマルチメディア製品の開発・設計・製造・販売 |
8.人員 | 2015年までに約400名を計画 |