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ニュースリリース

テキスト版

掲載のデータは発表当時のものです。価格・仕様について変更する場合もございます。

2011年10月11日
開発No.1112

部品供給の高速・省人化でコスト削減

バラ積み部品を整列するロボットシステムを開発

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 三菱電機株式会社は、部品箱に乱雑にバラ積みされた部品を取り出し、部品パレット上に整列するロボットシステムを開発しました。従来の人手やパーツフィーダー(専用部品供給装置)による部品供給作業に替わる新しい自動部品供給方法を実現します。電気電子製品の自動化組立ラインに適用することにより、省人化およびコスト削減に寄与します。

ロボットシステム(構築の一例)

ロボットシステム(構築の一例)

対象部品の例

対象部品の例

ロボット間持ち替えによる部品姿勢の調整

ロボット間持ち替えによる
部品姿勢の調整

開発の特長

1. 部品を取り出してから姿勢を認識することで、整列処理を単純化・高速化
バラ積みされた部品の、つまめる部分のみを認識し、一旦、平面上に取り出し
部品をひとつだけ平面上に置くことで、部品形状と姿勢を高速認識
複数ロボット(2〜4台)による持ち替えで部品姿勢を調整し、部品パレット上に整列
2. 取り出しに特化した3次元センシング技術
乱雑に積み重なっている部品をひとつずつ取り出すことだけに特化した画像認識手法を開発
ロボットハンドが入る隙間を確認し、最速約3秒周期での取り出しが可能

開発システムの効用

1.積み重なった状態で個々の部品を認識する場合に比べ、扱うことができる部品が増え、整列

時間も半減

2.平面に取り出してから姿勢を認識するため、部品ごとの3次元形状の登録が不要

3.1つのシステムで複数種類の部品を同時に扱うことが可能なため、部品数によらずシステム

開発の概要

  部品形状への対応 動作周期 システムコスト 扱う部品を変えた
場合の汎用性
単純部品 複雑部品
新ロボットシステム 1システムで
さまざまな形状部品に
対応可能
最速3秒 部品点数に
よらず一定
1部品あたり
プログラム変更半日
従来 ロボットシステム 対応可能 対応不可 7秒〜15秒 部品点数に
よらず一定
1部品あたり
1ヶ月程度のソフトウエア開発
パーツフィーダー群 部品ごとに
装置を用意
対応不可 1秒〜2.5秒 部品点数に
比例
1部品あたり
2ヶ月程度のハードウエア開発
人手 さまざまな形状部品に
対応可能
3秒程度 部品点数に
よらず一定
作業マニュアルのみ
本開発の一部は、独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託を受けて実施しています。
本件を国際ロボット展(東京ビッグサイト、11月9日〜12日)に出展します。
お問い合わせ先
三菱電機株式会社 先端技術総合研究所 業務部 広報・宣伝グループ

FAX: (06)6497-7289

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