ニュースリリース

掲載のデータは発表当時のものです。価格・仕様について変更する場合もございます。

2011年10月12日
電力No.1107

都市部の小規模病院にも設置可能

三菱電機 小型陽子線治療装置を製品化

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 三菱電機株式会社は、がん治療に使用される粒子線治療装置「MELTHEA(メルセア)」のラインアップとして、1室タイプの小型陽子線治療装置を製品化しました。これにより、都市部などの狭い敷地にも設置ができます。

1室タイプの小型陽子線治療装置 平面タイプ

1室タイプの小型陽子線治療装置
平面タイプ

1室タイプの小型陽子線治療装置 2階建てタイプ

1室タイプの小型陽子線治療装置
2階建てタイプ

新製品の特長

1. 小型化により敷地スペースを約35%削減(平面タイプ)、都市部での設置に貢献
敷地スペースを従来比※1約35%削減、2階建てタイプでは約60%削減
ビーム光学系の配置を最適化することなどにより、小型化を実現
加速器や回転ガントリー※2は、信頼性の高い従来の機器を採用
※1: 従来の1室タイプとの比較において(当社調べ)
※2: 回転ガントリー:任意の方向からビームを照射するための装置
2. 低価格化により、導入が容易に
従来、大規模な病院にしか導入できなかった陽子線治療装置が、小型1室タイプでは、約20 億円(装置のみの参考価格)から導入可能

当社の粒子線治療への取り組み

 当社は、放射線治療と加速器の両分野で約40年にわたる実績とノウハウがあり、この2つの技術を組み合わせて粒子線治療装置を開発し、2002年に「陽子タイプ」の医療機器製造販売承認を取得しました。2005年には世界で初めて炭素イオンと陽子を選択できる「炭素イオン/陽子タイプ」の医療機器製造販売承認を取得し、2010年3月には炭素イオン単独の「炭素イオンタイプ」の医療機器製造販売承認を取得しており、これまで国内8施設で受注しています。今回1室タイプの小型陽子線治療装置を新たにレパートリーとして加えることにより、お客様の多様なニーズにこたえていきます。

 当社は今後、粒子線治療装置の愛称を「MELTHEA(メルセア)」として拡販を図っていきます。

お問い合わせ先
三菱電機株式会社
 原子力・医療システム事業部 先端・医療システム部

TEL: (03)3218-2466 FAX: (03)3218-9027

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