三菱電機株式会社は、都市部での建物の高層化に対応し分速1,000mを超える高速で、安全かつ快適に走行する超高速エレベーター技術を開発しました。本技術は、昨年受注しました中国上海市で建設中の中国最高層ビル「上海中心大厦」(地上632m)向け世界最高速エレベーターに搭載予定で、今後増加が見込まれる他の超高層ビル向けの超高速エレベーターにも採用してまいります。
技術開発の概要
超高速エレベーターを構成する主な要素には、駆動・制御性、安全性、超高揚程対応、快適性があります。今回、これら4つの要素全てを向上させるため、以下の新技術の投入と新たな機器開発を行いました。
1. | 駆動・制御性
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2. | 安全性
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3. | 超高揚程対応
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4. | 快適性
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今後の展開
都市部への人口集中にともなって、今後も建物の高層化が一層進むことが予想され、建物内の縦の交通手段としてのエレベーターの役割は益々重要になってきます。そのようなご要望にお応えし、安全・安心・快適で持続可能なビルの環境に貢献すべく、今後も、更なる研究・開発につとめてまいります。