三菱電機株式会社は、世界初のヘリコプター直接衛星通信システム(通称:ヘリサットシステム)を総務省消防庁に納入しました※1。機上設備は京都市消防局の消防庁ヘリコプターに実装され、地上設備は京都市消防局と消防庁(千代田区霞が関)に設置されています。2013年4月上旬から運用開始を予定しています。
- ※1:総務省消防庁との契約者は当社販売代理店の西菱電機株式会社(代表取締役社長 西岡 伸明、兵庫県伊丹市)東京支社です
ヘリサットシステムを実装した消防庁ヘリコプター
納入した「ヘリサットシステム」の特長
- 被災地映像などをヘリコプターからの直接衛星送信により全国一斉配信
- ・ヘリコプターのブレード回転に同期した間欠送信技術により、空撮映像を衛星に安定送信
- ・広域を網羅するための中継局が不要な衛星通信の採用により、日本全国へ一斉配信可能
- ・衛星通信のため、山岳や高層ビル等による影響を受けずに通信可能
- 高画質で高品質な動画伝送、双方向の音声やデータ通信も可能
- ・最新の画像圧縮技術※2を採用し、日本全国の現場から映像をリアルタイム伝送
- ・ヘリコプター局と地上局間で双方向に音声やデータ通信も可能
- ・地上通信網や衛星通信地上局から国内各地へ映像・情報の再配信も可能
- ※2:H.264/MPEG-4 Advanced Video Coding
- 機内・機外装置の軽量化と省電力化を実現
- ・ヘリコプター局の機内装置は約20kg、機外装置は約35kgと軽量(カメラ関連装置は除く)
- ・省電力化により、ヘリコプター搭載標準電源で使用可能
【ヘリサットアンテナ】
ヘリサットアンテナ実装拡大図 | レドーム内のヘリサットアンテナ |
お問い合わせ先
三菱電機株式会社 社会環境事業部 社会システム第二部
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