三菱電機株式会社は、パワーデバイス製作所(福岡県福岡市)内に新たに建設していた設計技術棟が、3月10日から稼働しますのでお知らせします。これにより、需要が拡大・多様化するパワー半導体の新技術・新製品開発を加速します。
設計技術棟の概要
名称 | パワーデバイス イノベーション センター |
所在地 | 福岡県福岡市西区今宿東一丁目1番1号(パワーデバイス製作所内) |
建築面積 | 約1,900 ㎡(延床面積 約11,000 ㎡) |
構造 | 鉄骨(S)造、地上6階建 |
投資総額 | 約25億円 |
設計技術棟の特長
設計技術棟は、断熱性向上による空調負荷軽減・人感照度センサー付きLED照明・自然採光・自然換気など、さまざまな環境へ配慮を施しています。その他にもエネルギー消費を制御管理する当社製システムとして「Facima」も導入しています。これらの高い環境性能が認められ、福岡市建築物環境配慮制度のCASBEE※1福岡で最高評価のSランクを取得しました。
- ※1 CASBEE(キャスビー:建築環境総合性能評価システム)とは、建築物を環境性能で評価し、格付けする手法で、産官学で共同開発された全国共通の評価システム
パワー半導体の技術・製品開発力強化の背景と狙い
当社はSiCパワー半導体など、さらなる電力損失低減のための開発を行っていますが、需要が拡大・多様化する中、市場ニーズにあった新製品開発の加速が求められていました。
今回、敷地内に分散している営業・開発・設計技術部門を「設計技術棟」へ集約することにより、各部門の連携強化を図り、新技術・新製品開発を加速し、市場ニーズに対応します。
お問い合わせ先
三菱電機株式会社 パワーデバイス製作所 総務部
TEL: 092-805-3012 FAX: 092-805-3731