三菱電機株式会社は、ワイヤ放電加工機MVシリーズの新機種として、重電・航空機・自動車など向けの大型部品・金型加工に適した「MV4800」を4月16日に発売します。
本製品は、「INTERMOLD2014(第25回金型加工技術展)」(4月16日〜19日、於:インテックス大阪)に出展します。
新製品の特長
- 大型部品・金型加工の生産性・精度を向上
- ・従来機種に比べ、ワーク加工を行う各軸の移動量を最大約20%拡大※1したことにより、大型部品加工に対応
- ・MVシリーズで採用している新電源を搭載し、部品の加工速度を40%向上※1
- ・加工定盤に焼入れを施し劣化を抑えることにより、長期間に渡る高精度加工を実現
- ・新開発の「横方向開閉ワイヤカバー」搭載により、クレーンを使用した大型ワークの搬入を容易に実現
- ※1:当社従来機FA30V ADVANCEを使用した際の当社指定加工時での比較
- 電力使用量と消耗品使用量削減によりランニングコストを最大43%削減
- ・当社製高効率サーボアンプと磁束を効率よく使用できるシャフトリニアモーター※2の採用により、電力消費量を最大56%削減※3
- ・電力使用量に加えワイヤ・ろ過フィルターなどの消耗品使用量の削減により、ランニングコストを最大43%削減※3
- ※2:磁石を円筒状に構成したリニアモーター。磁束を360度効率良く推力に使用し、電力消費量を削減
- ※3:当社従来機FA30V ADVANCEを使用した際の当社指定加工時での比較
- 最新のワイヤ電極線「自動結線装置」搭載による作業効率の向上
- ・「自動結線装置」の搭載により、カール率※4 10%までのワイヤを電極線に使用可能
- ・加工時にワイヤ電極線が断線した場合、断線した位置から自動結線する範囲を加工板厚100mmまで対応※5
- ※4:長さ1メートルのワイヤ電極を垂直に垂らした際の、巻癖による横方向振れ幅の長さに対する割合
- ※5:ワイヤ電極線φ0.2mm使用時。当社従来機FA30V ADVANCEでは板厚60mm
発売の概要
製品名 | 形名 | 標準価格(税抜き) | 発売日 | 販売目標 |
ワイヤ放電加工機 | MV4800 | 3,000万円 | 4月16日 | 2014年度 100台 |
お問い合わせ先
三菱電機株式会社 産業メカトロニクス事業部
TEL: 03-3218-6560 FAX: 03-3218-6822