三菱電機株式会社は、家電と住宅設備の連携によって、センシングにより得た「ココロとカラダ」の状態変化を家族で共有し、日々の生活のサポートとコミュニケーション機会創出を実現する「三菱電機スマートホーム」のコンセプトを提案します。
「三菱電機スマートホーム」コンセプト立案の経緯
現状のスマートハウスでは、家電や住宅設備をITで接続し、最適に制御することにより、エネルギーの見える化を実現しています。当社では、これからのスマートハウスに新しい価値を提供するため、「心理的なストレスを感じない、快適で気持ちのいい生活」をキーワードに、家族の「ココロとカラダ」の状態変化に着目し、今回の提案に至りました。
「三菱電機スマートホーム」コンセプトの実現例
- ・玄関のドアに近づくと、カメラで家族を認証
- ・解錠の後、ドアのハンドルから体温や脈拍などの生体情報を取得し、体調センシングを実行
- ・家族全員の健康状態や予定などを玄関の壁面に表示
- ・機器を通じて集められた家族の体調などの生体情報と冷蔵庫の中の食材を基に、推奨する献立メニューを冷蔵庫の扉に表示
- ・冷蔵庫が選んだメニューの調理フローがキッチンの調理台に投影され、調理のポイントや進行に合わせた時間の調整などのアシスト内容を投影
- ・調理エリアが左右にスライドするIHクッキングヒーターの搭載により、調理分担が容易
- ・コンセントフリーの非接触給電エリアの搭載により、どこでも家電への給電が可能
今後の展開
本コンセプトの実現例の具体的な製品化計画は未定です。引き続き当社スマートハウス事業および家電製品群への展開を目指し、研究開発を推進します。