ニュースリリース

掲載のデータは発表当時のものです。価格・仕様について変更する場合もございます。

2015年3月18日
通信No.1503

東南アジア・中東・西欧を結ぶ光海底ケーブルシステムを高速大容量化

SEA-ME-WE 4 の100Gbps 波長増設プロジェクトに陸上端局装置を納入

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 三菱電機株式会社は、東南アジア・中東・西欧を結ぶ約20,000kmの光海底ケーブルシステムの100Gbps波長増設プロジェクト向けに、陸上端局装置の最新機種「MF6900GWS」を2015年2月に納入完了しましたのでお知らせします。

 当プロジェクトは、14カ国16社の通信事業者で構成するSEA-ME-WE 4 ※1コンソーシアムが推進しているものです。

  • ※1:South East Asia-Middle East-Western Europe 4

SEA-ME-WE 4のネットワーク図(全16局)

SEA-ME-WE 4のネットワーク図(全16局)

製品の特長

  1. 全海底区間の伝送信号を高速化、伝送容量を拡充
    • 100Gbpsコヒーレント技術 ※2により伝送信号を現状の40Gbpsから100Gbpsに高速化
    • 周波数利用効率の向上により、従来の約1.6倍となる最大伝送容量4,600Gbpsを実現
    • ※2:受信感度・周波数利用効率を向上させるとともに、長距離光ファイバ伝送時の信号ひずみを補償する技術。開発には総務省の委託研究「超高速光伝送システム技術の研究開発」および「超高速光エッジノード技術の研究開発」の成果の一部を活用
  2. データ収容効率の向上
    • 1ラックあたりのデータ収容効率が従来の2倍 ※3に向上
    • ※3:40Gbps伝送対応の当社従来機MF2800GWLとの比較
  3. 消費電力を削減
    • データ量あたりの消費電力を47%削減 ※3

光海底ケーブル事業について

光海底ケーブル事業について  当社は、1994年に光海底ケーブル市場に参入し、世界初の5Gbps光中継器を「TPC-5 ※4」に納入しました。1999年には世界初となる10Gbpsの光海底中継器と陸上端局装置を商用化し、15カ国の海底ケーブルシステムに納入しています。
 さらに、2011年には大西洋を横断する「TAT-14 ※5」と「AAG ※6」、欧州・中東・南アジアを結ぶ「IMEWE ※7」の3つの40Gbpsの光海底ケーブルシステムのプロジェクトを受注し、世界で初めて太平洋・大西洋・インド洋における40Gbps 波長増設プロジェクトを実現しました。
  • ※4:19965年に建設された、日米間総延長約22,5001,000kmの光海底ケーブルシステム
  • ※5:2001年に建設された、米国東海岸と欧州間の総延長約15,000kmの光海底ケーブルシステム
  • ※6:2009年に建設された、アジアと米国間の総延長約20,000kmの光海底ケーブルシステム
  • ※7:2010年に建設された、インド・中東・欧州間の総延長約12,000kmの光海底ケーブルシステム

変更履歴

2015年3月30日:※4の内容を修正

お問い合わせ先
三菱電機株式会社
 通信システム事業部 通信システム海外営業部

TEL: (03)3218-6241 FAX: (03)3218-6455

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