ニュースリリース

掲載のデータは発表当時のものです。価格・仕様について変更する場合もございます。

2015年4月23日
生産No.1501

「環境ビジョン2021」実現へ向け、CO2以外の温室効果ガスも合わせた削減活動を推進

三菱電機グループ「第8次環境計画」を策定

印刷用ページへ

 三菱電機株式会社は、創立100周年の2021年を目標年とした三菱電機グループの長期ビジョン「環境ビジョン2021」の実現に向け、2015年度から2017年度までの3年間の活動計画「第8次環境計画」を策定し、4月から開始しましたのでお知らせします。

「第8次環境計画」で推進する項目と主な指標

  1. 低炭素社会実現:温室効果ガス年間排出量を137万トン以下に抑制
    • 低炭素社会の実現に向け、エネルギー起源の二酸化炭素(CO2)に加え、CO2以外の温室効果ガス※1も合わせた削減活動を推進
    • 温室効果ガスの合計で年間排出量(CO2排出量換算)を基準年度※2の264万トンから2017年度には137万トン以下に抑制
    • 製品の省エネ性能を向上させ、製品使用時CO2排出量を2000年度比平均35%削減(第7次環境計画では平均34%削減見込み)
    • 製品使用時のCO2削減貢献量※3を9,200万トン以上に拡大(第7次環境計画では7,000万トンの見込み)
    • ※1:京都議定書で削減対象になっているSF6、PFC、HFCなど
    • ※2:エネルギー起源CO2:当社単独1990年、国内関係会社2000年、海外関係会社2005年
      CO2以外の温室効果ガス:当社単独および国内関係会社2000年、海外関係会社2005年
    • ※3:旧製品から省エネ性能の高い新製品への置き換えで削減できたと見なすCO2の量
  2. 循環型社会形成:資源循環ビジネスの連携強化により環境関連事業拡大に貢献
    • 製品のリサイクルや設備の改修・メンテナンスなど資源循環ビジネスの事例や技術情報をグループ内で横断的に共有して連携を強化し、環境関連事業拡大に貢献
    • 海外関係会社での最終処分率半減に向け、分別の徹底や再資源化、収集運搬の効率化を推進(「第8次環境計画」での最終処分率目標:当社単独と国内関係会社で0.1%未満を維持、海外関係会社で0.5%未満に半減)
    • 製品の小型・軽量化により資源投入量を2000年度比平均40%削減(第7次環境計画では平均39%削減見込み)
  3. 自然共生社会実現:「みつびしでんき野外教室」などの累計参加者3万人以上
    • 「みつびしでんき野外教室」(2006年開始)や「里山保全プロジェクト」(2007年開始)を継続開催し、累計参加者は2017年度までに1万人増となる3万人以上を目指す
    • e-learning教育を国内外関係会社約140社へ拡大し、グローバルで環境マインドを醸成
  4. 環境経営基盤強化:5つの分野で国内外工場の環境リスクを評価し、対策を強化
    • 国内外工場の環境リスクとその取り組み状況について、「大気」「水質・土壌」「化学物質」「温暖化」「廃棄物」の5つの分野で、独自の指標を策定し、評価
    • 海外工場を中心に重点管理拠点を抽出して、環境リスクを低減し、環境管理レベルを向上

「第8次環境計画」の背景

 三菱電機グループでは、1993年から3年ごとに具体的な活動目標を定めた「環境計画」を策定し、「グローバル環境先進企業」を目指して環境経営の向上に取り組んでいます。2012年度から取り組んだ「第7次環境計画」では製品使用時CO2排出量を2000年度に比べて平均34%削減(第6次環境計画では平均26%削減)するなど、各活動項目で目標を達成する見込みです。

 今回、地球温暖化への影響を総合的に評価・管理するため、温室効果ガス排出量算定の国際標準に従い、これまで個別に取り組んできたエネルギー起源のCO2排出量削減とCO2以外の温室効果ガス削減を合わせた目標を織り込んだ「第8次環境計画」を策定し、活動を開始しました。

PDF形式のデータをご覧いただくには、アドビシステムズ社のAcrobat Reader(無料配布)が必要です。導入されていない方は左のアイコンをクリックして、Adobe Systemsのホームページからダウンロードしてください。なお、ダウンロード及びインストールに関するお問い合わせは、アドビシステムズまでお願いいたします。

文字サイズ変更