ニュースリリース

掲載のデータは発表当時のものです。価格・仕様について変更する場合もございます。

2015年5月12日
半導体No.1509

EV・HEV用大容量インバーターの小型・軽量・低消費電力化に貢献

自動車用パワー半導体モジュール「J1シリーズ」ラインアップ拡大のお知らせ

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 三菱電機株式会社は、自動車用パワー半導体モジュール「J1シリーズ」の新製品として、大型EVやハイブリッドバス・トラックなどの大容量モーターを駆動するインバーターに用いる2品種(650V/1000A、1200V/600A)のサンプル提供を10月から順次開始します。

 なお、本製品は「PCIM※1 -Europe 2015」(5月19日〜21日、於:ドイツ連邦共和国・ニュルンベルク)、「人とくるまのテクノロジー展」(5月20日〜22日、於:パシフィコ横浜)、「PCIM-Asia 2015」(6月24日〜26日、於:中華人民共和国・上海)に出展します。

  • ※1PCIM:Power Conversion Intelligent Motion

自動車用パワー半導体モジュール「J1シリーズ」(大容量インバーター対応品)

新製品の特長

  1. 小型パッケージにより大容量インバーターの小型・軽量化に貢献
    • CSTBTTM※2 構造を採用した第7世代IGBTの搭載とパッケージ構造の最適化により、小型パッケージを実現
    • 従来の2in1製品を6台使用した場合に比べ、実装面積を約60%に縮小※3 し、インバーターの小型・軽量化に貢献
    • ※2Carrier Stored Trench-Gate Bipolar Transistor:キャリア蓄積効果を利用した当社独自のIGBT
    • ※3J1シリーズ「CT600CJ1B120」(1200V/600A)とJシリーズT-PM(2in1タイプ)「CT300DJH120」(1200V/300A、64.0mm×84.0mm)6台を間隔2mmで実装した場合との比較
  2. 大容量インバーターの低消費電力化と高信頼性に寄与
    • 第7世代IGBTの搭載により、コレクタ・エミッタ間飽和電圧を従来製品※4 比約10%低減し、インバーターの低消費電力化に貢献
    • 高速スイッチングに対応した低インダクタンスパッケージを採用し、従来製品比で内部インダクタンスを約30%低減
    • 冷却フィン一体の直接水冷構造により、従来製品比で放熱特性を約30%向上※5 させ、インバーターの小型化と高信頼性に寄与
    • ※4JシリーズT-PM(2in1タイプ)「CT300DJH120」
    • ※5JシリーズT-PM(2in1タイプ)「CT300DJH120」を放熱グリスを介してアルミ(Al)フィンに取り付けた場合とのチップ‐冷却水間の熱抵抗比較

新製品の概要

製品名 形名 概要 サンプル
提供開始日
J1シリーズ
(大容量インバーター対応品)
CT1000CJ1B060 650V/1000A,6in1 2015年10月
CT600CJ1B120 1200V/600A,6in1 2015年12月
お問い合わせ先
三菱電機株式会社 半導体・デバイス第一事業部 パワーデバイス営業部

TEL: (03)3218-3239 FAX: (03)3218-2723

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