リリース全文（PDF：314KB）三菱電機株式会社は、FA（ファクトリーオートメーション）システム事業の中核を担うシーケンサー（プログラマブルコントローラ）やサーボアンプ、表示器、インバーターの新製品として、e-F@ctory※1（イーファクトリー）の基盤となる「CC-Link IE」接続に対応するFA製品107機種（容量・電圧クラス別）を7月31日から順次発売します。本製品は、「産業オープンネット展2015」〔7月7日（大阪）、7月9日（東京）〕に出展します。
- ※1：FA-ICT（Information and Communication Technology）を融合するFA統合ソリューション
CC-Link IEの概要
「CC-Link IE」はEthernet（イーサーネット）ベースの産業用オープンネットワークの通信規格です。様々な機器の一般I/O制御、モーション機能、安全通信機能を1つのネットワークで実現し、「CC-Link IE」インターフェースを標準搭載（製品に内蔵）することにより、システムの簡素化とTCO（Total Cost of Ownership）が削減できます。「CC-Link IE」は、当社が提唱するe-F@ctoryのFA統合ネットワークを構築し、IoT（Internet of Things）時代のものづくりを支えていきます。
新製品の特長
- e-F@ctoryでのビッグデータ分析に必要な"リアルタイムなデータ収集"を実現
- ・業界初の1Gbps高速通信を採用した「CC-Link IE」に対応するFA製品を接続することで、通信の定時性を確保しながら、リアルタイムでデータを収集
- ・サイクリック通信（制御用）とトランジェント通信（生産現場など各種情報用）の2つの通信方式の採用により、高い制御パフォーマンスを維持しながら、生産・稼働実績、品質情報、エネルギー使用量などサイズの大きいデータの通信が可能
- 信頼性の高いFAネットワーク構築を簡単に実現
- ・ネットワークのステータス情報を常時収集するプロトコルにより、高速性に加え、ネットワーク全体の状態監視やトラブル発生時の異常個所特定による早期復旧などの信頼性を向上
- ・マスター局へのパラメーター一括設定により、Ethernetの専門知識がなくても簡単にネットワーク設定が可能
- 自由度の高いシステム構築を実現
- ・「CC-Link IE」接続に対応するFA製品のラインアップ拡充により、自由度の高いシステム構築を実現
発売の狙い
製造業では、進歩の著しいICT（Information and Communication Technology）を活用したものづくりが求められています。当社は今回、e-F@ctoryを実現する上で基盤技術となる「CC-Link IE」接続に対応するFA製品を拡充することにより、生産現場のあらゆるデータをリアルタイムに収集し、稼働実績や品質情報などと紐付けて分析や解析を行うことで、工場を中心とした製造業の最適な経営に貢献します。
お問い合わせ先
三菱電機株式会社 機器計画部
TEL: (03)3218-6610 FAX: (03)3218-6823
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