三菱電機株式会社は、ワイヤ放電加工機「MVシリーズ」の新シリーズとして、IoT技術を活用したリモートサービスに対応する新型制御装置を搭載し、高精度金型加工から部品加工までの幅広い用途に適応する「MV D-CUBES(エムブイ ディーキューブ)シリーズ」4機種を11月1日に発売します。世界市場に向け、日本(名古屋)・中国(大連)の両拠点で生産※1します。
本製品は、「第28回日本国際工作機械見本市(JIMTOF2016)」(11月17日〜11月22日、於:東京ビッグサイト)に出展します。
- ※1 中国(大連)では、2017年度上期から生産予定
新製品の特長
- 新型制御装置「D-CUBES」の搭載により、生産性を向上
- ・19インチ大画面タッチスクリーンでの操作ナビゲーションにより、段取りから加工までの操作数を最大40%削減※2
- ・最適な給電制御により、消耗品であるワイヤ電極線の消費量を最大46%削減※3
- ※2 従来機MVシリーズを使用し指定操作時の比較
- ※3 従来機FAシリーズを使用し指定加工時の比較
- IoT活用のリモ−トサ−ビス「iQ Care Remote4U」で、生産性・保全性を向上
- ・加工機ごとの稼働・加工情報をみえる化し、段取りから加工までの生産性を向上
- ・サービスセンターから直接お客様の加工機の状況を遠隔診断して、予防保全情報を提供
- ・ワイヤ電極線の残量をリアルタイムに検出することで、消費量を最大49%削減※4
- ※4 iQ Care Remote4Uを活用。従来機FAシリーズを使用し指定加工時での比較
- 新制御方式により、金型・部品加工の精度を向上
- ・従来から2回少ない6回加工で加工面粗さRa0.2㎛を達成し、高精度・高速加工を実現
- ・板厚方向の形状変化がある工作物への対応と対応可能板厚の拡充※5により、形状誤差を最大60%削減
- ※5 対応可能板厚300mm。従来機MVシリーズでは対応可能板厚100mm
発売の概要
製品名 | 機種 | 形 名 | 標準価格 (税抜き) |
発売日 | 販売目標 |
ワイヤ放電 加工機 |
ハイグレード機 | MV1200R D-CUBES | 1,750万円 | 11月1日 | 2016年度 600台 |
MV2400R D-CUBES | 2,070万円 | ||||
スタンダード機 | MV1200S D-CUBES | 1,500万円 | |||
MV2400S D-CUBES | 1,800万円 |
お問い合わせ先
三菱電機株式会社 産業メカトロニクス事業部 メカトロ事業推進部
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