三菱電機株式会社は、国際NGOのCDPから、水資源への対応と戦略において特に優れた活動を行っている企業として、最高評価の「CDPウォーター2016 Aリスト企業」に選定されました。世界中の調査対象企業1252社から24社が「Aリスト企業」に選定され、「資本財・サービス」の産業分類では、当社1社のみが選定されました。日本企業の選定については、12月5日(月)に国連大学で開催される「Water Styleサミット with CDP 2016ウォーター日本報告会」にて報告されます。 また当社は、同じくCDPから、二酸化炭素排出削減活動や気候変動緩和への対応に特に優れた企業として「気候変動 Aリスト企業」に選定されています※1。当社がCDP「Aリスト企業」に選定されるのは、いずれの分野においても初めてです。 なお、本件は12月8日(木)から東京ビッグサイトで開催される環境展示会「エコプロ2016」の当社ブース内でも紹介します。
- ※1:「三菱電機グループが、CDPの『気候変動Aリスト』企業に選定」:
http://www.MitsubishiElectric.co.jp/corporate/eco/info/pdf/cdp_2016.pdf
「環境」への取り組みについて
三菱電機グループは、世界各国で先進的な技術を駆使し、「持続可能な社会」と「安心・安全・快適性」が両立する豊かな社会の実現に貢献する「グローバル環境先進企業」を目指しています。 環境分野においては、「低炭素社会」「循環型社会」「生物多様性保全への対応」を柱とする『環境ビジョン2021※2』のもと、日本と海外での生産活動をはじめとするバリューチェーン全体の環境負荷低減と、環境負荷の少ない製品・サービスの開発と社会への普及を通じ、持続可能な社会の実現への貢献を図っています。 今回の調査では、当社が世界の水資源に関する問題を認識し、以下の取り組みを推進していることが評価されたものと考えています。
- ・各工場において取水水源ごとに取水量、排水量、再利用率を把握・管理することで、水使用量の削減と再利用を進める取り組み
- ・サプライヤーに対して適切な環境マネジメントを求めるとともに洪水や渇水等の災害時の対応策を伝達し、購入先を複数に分散させるなど緊急時のリスク低減を進める取り組み
- ・環境負荷が少ない「オゾナイザ」などの水浄化製品の開発・供給や上下水プラント向けシステムの普及
CDPについて
企業や都市の環境への取り組みを調査・評価・開示するための国際非営利団体(NGO)です。中心テーマである「気候変動」に関する活動は、世界827の投資機関(運用資産合計100兆ドル)が支援し、今回の「水資源」に関する活動は、世界643の投資機関(運用資産合計67兆ドル)が支援しています。