ニュースリリース

掲載のデータは発表当時のものです。価格・仕様について変更する場合もございます。

2017年3月21日
社会No.1703

被災地域の土地を有効活用し、宮城県の農業・農村復興に貢献

宮城県「亘理・山元第2地区」向け太陽光発電設備が竣工

印刷用ページへ

 三菱電機株式会社は、宮城県が農村地域復興再生基盤総合整備事業として推進する「亘理・山元第2地区」(宮城県亘理町)向けに納入した2.25メガワットの太陽光発電設備が竣工しましたのでお知らせします。本発電設備は防災集団移転跡地を有効活用した施設で、発電した電力は全て電力会社に売電されます。売電で得た収入は宮城県内の農業水利施設の維持管理費に充てられるなど、宮城県の農業・農村の振興に活用されます。

「亘理・山元第2地区」太陽光発電設備 外観 (宮城県提供 2017年3月撮影)

納入設備の特長

  1. 設置場所の環境・用途にまで配慮した設計・施工により安定稼働を実現
    • 日射量や発電・送電ロスの他、美景観も考慮した最適配置・システム設計を実施
    • 耐蝕性に優れた鋼鈑とアルミ合金製ロックボルトを用いた独自開発の耐塩害性架台を採用
    • 洪水時には一時的な調整池として活用するため、パワーコンディショナ等の重要設備を洪水吐口と対角の敷地西側に寄せる等の対策を実施
  2. 耐久性を高めた積雪・塩害地域対応により省メンテナンスを実現
    • プロテクションバーをモジュール背面に採用し、1.5m※1までの垂直積雪量に対応
    • フレームの四隅に水切り用の加工を施し、低勾配設置でも優れた排水・排埃性を実現
    • 耐候性・耐湿性に優れた3層構造PETフィルムを採用し、フレームの取り付け部材にもメッキ処理を施すことで高い耐蝕性を実現し、塩害地域※2に対応
    • ※1傾斜角22度以上で設置した場合
    • ※2直接塩水のかかる場所を除く

「亘理・山元第2地区」太陽光発電設備の概要

所在地 宮城県亘理郡亘理町
発電容量 2.25メガワット
納入内容
  • 太陽電池モジュール(PV-MGJ270CBFS)
  • (当社製単結晶270ワット×8,344枚、積雪地域用)
  • パワーコンディショナ/高圧受変電設備(一体型)
  • 計測装置システム・ITV監視カメラ・屋外表示装置・太陽電池架台
太陽電池モジュールの特長
  • モジュール1枚あたり公称最大出力270ワット、変換効率16.4%を達成
  • 国内で開発・生産・品質管理を実施し、25年間で出力劣化率20%以内の「リニア出力保証」、10年間の「瑕疵保証」を実現
  • 組み立てに「無鉛はんだ※3」を用いて廃棄時の環境への影響に配慮
  • ※3端子ボックス内のバイパスダイオードパッケージ内のはんだを除く
お問い合わせ先
三菱電機株式会社 社会環境事業部 施設環境部

TEL: (03)3218-4666 FAX: (03)3218-4677

PDF形式のデータをご覧いただくには、アドビシステムズ社のAcrobat Reader(無料配布)が必要です。導入されていない方は左のアイコンをクリックして、Adobe Systemsのホームページからダウンロードしてください。なお、ダウンロード及びインストールに関するお問い合わせは、アドビシステムズまでお願いいたします。

文字サイズ変更